2013年10月1日 07時49分
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サムスン、次期A8チップの製造の一部を受注
韓国の経済紙The Korea Economic Dailyが伝えたところによりますと、アップルは来年発表される次世代iOS端末に使用される予定の「A8」プロセッサーの30〜40%をサムスンに発注したと発表しています。同紙によるとアップルは高い技術が必要となる業界最先端の20ナノメートルの微細加工技術を用いたサムスンの量産技術に頼らざるをえないと指摘しています。
チップ製造をサムスンから台湾のTSMCへ
アップルは今年4月にサムスンとの契約が切れたタイミングで、台湾のTSMCと来年の「A8」プロセッサーの製造に関する契約を6月に締結し、TSMCはサムスンに代わりアップルのプロセッサーを一手に製造すると考えられていました。またアップルはTSMCのアメリカでの製造拠点の準備のため資金支援を行うともうわさされていました。
対立するアップルとサムスン
サムスンは2007年にアップルが初めてiPhone を発表してから、最新のiPhone 5sに搭載されているA7プロセッサーまで、これまで全てのAシリーズのプロセッサーとRAMモデュール、ディスプレイなどを供給してきましたが、アップルとは国際的な特許に絡んで対立する立場になっています。
液晶ディスプレイはサムスンから他のサプライヤーへ
ここ最近、アップルは明らかにサムスンから他のサプライヤーに発注を分散させようとしています。実際、iPhoneに使用されているディスプレイはジャパンディスプレイ、LGディスプレイ、シャープなど他のサプライヤーに分散し発注されていますが、アップルがiPhoneで使用するコンポーネントに要求しているニーズは非常に高く、特にプロセッサーの製造には最先端の技術を必要としており他社では対応できない状況でもあります。
参照元: Apple Insider
執 筆:リンゴバックス