2015年4月9日 11時37分
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アップル、オレゴンのデータセンターを大幅拡張か
アップルがオレゴン州プラインビルにあるデータセンターの、大規模拡張工事を予定しているようです。現地メディアOregonianが伝えています。
固定資産税控除法が後押し
拡張計画の裏には、オレゴン州で可決されたばかりの固定資産税控除法があります。
ケイト・ブラウン州知事は先週、オレゴン州内にある各企業のデータセンターに対し、固定資産税を控除する法案に署名しました。
州内にはアップルのほか、アマゾン、フェイスブックのデータセンターがありますが、各社は現在州と締結している15年間の税控除契約が切れたのち、莫大な税金を支払う可能性を懸念し、これまで拡張計画には及び腰でした。
たとえばアマゾンは、現在モロー郡にあるデータセンターの拡張計画を保留にしてきたとしています。アップルも第2のデータセンター建築計画を凍結したとされています。
アップル以外のIT企業も拡張を計画
しかし今回正式に税控除法案が可決されたことで、アップルはデーターセンター増設計画にゴーサインを出したようだと、プラインビルのあるクルック郡政府関係者が伝えています。
また今回の新法成立により、現在州内に3つのデータセンターを持つフェイスブックの拡張計画、またグーグルファイバーの進出の可能性も高まっているようです。
参照元 : Oregonian
執 筆 : lunatic