アップル、Mac用OSの最新版OS X Yosemite 10.10.3を一般に公開
アップルはMac向けのオペレーティングシステムであるOS Xの最新バージョンOS X Yosemite 10.10.3を、一般向けに公開しました。本バージョンでは、長い間待たれていた写真アプリが標準で搭載され、数多くの不具合の修正とセキュリティの改善が行われています。
「写真」アプリが正式に登場
今回、標準で搭載された写真アプリは、これまでのiPhotoとApertureに代わり、写真の管理と基本的な画像編集が可能になっています。ユーザーは、モーメント、コレクション、年別はもちろん、写真、共有、アルバム、プロジェクト別に写真を見ることができます。また、写真はiCloud上のiCloud Photo Libraryに、オリジナルの解像度のまま保存されます。
写真アプリ内からフォトブックの注文も可能
写真アプリではフォトブックの注文が可能となっており、新しく追加されたフォトブックのテーマを選び、好きな写真を選んで簡単にフォトブックを作成することができます。また、フォトブックにはスクエアサイズをはじめ、クラシックサイズや豪華なハードカバーも注文可能となっています。
iCloud Photo Libraryによりクラウド上で写真が同期
ベータ版が終了し正式版に移行したiCloud Photo Libraryでは、自分の写真をOS X YosemiteやiOS8が起動する機器からはもちろん、ウェブ上のiCloud.comからでも閲覧することができます。また、写真や動画を簡単に共有できるようになり、アクセス権を持った人なら誰でも写真にコメントを残すこともできます。
また、今回のアップデートにはアプリ開発者に必要な、新しくリリースされた13インチMacBook Proや12インチMacBookに搭載されるForce Touch機能に対応する、インターフェイスも含まれています。
新しい300の絵文字も追加
その他、300の新しい絵文字が追加され、Spotlightの検索、Wi-Fiパフォーマンスやネットワーク接続の改善や不具合の修正が行われています。また、Safariの安定性やセキュリティの向上も図られています。
OS X Yosemite 10.10.3へはMac App Storeアプリ経由でアップデートが可能です。
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス