2015年4月8日13:38公開 / 2017年9月5日19:48更新

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アップル、ジェスチャーで機器操作する新たな特許、新型Apple TVに期待

Apple TV


新たに公開されたアップルの「正確に人間の手の動きを認識するシステムについて」の特許から、アップルは立体的なジェスチャーコントロールシステムの開発を、依然として進めていることが判明しました。

学習機能を搭載し、正確にジェスチャーを認識

アップルは、特殊な学習アルゴリズムを使って、ユーザーの手の動きを正確に認識する光学式の3Dマッピングシステムを開発しており、「学習機能を使って手や指のポーズを正確に認識するシステム」として特許を取得しています。

拳とピースサインを区別

Apple TV
公開された特許によりますと、アップルが開発している3Dマッピングデバイスでは、手で拳を握った状態とピースサインを区別することができ、さらに障害物でカメラと手が部分的に遮られたとしても、学習機能により認識が可能なようです。
 
今回の技術をジェスチャーコントロールのアプリケーションとして利用した場合、手や指のさまざまなポーズを正確に認識することが可能となります。つまり、Macに採用されているトラックパッド上の操作を、さまざまなジェスチャーに割り当てることで機器の操作が可能になります。

3Dマッピングの技術ノウハウは既に取得済み

今回の特許は、使用する3Dマッピング機器の性能に大きく依存するのですが、アップルは2013年に約370億円でPrimeSenseを買収した際に3Dマッピングに関する特許やノウハウ、技術を既に取得しています。
 
PrimeSenseは動作センサーをはじめ、3Dセンサーのアプリケーション向けに特化したチップやミドルウェアを開発しており、MicrosoftのXbox360で、ユーザーが手や身体の動きを使ってゲームをコントロールできる、Kinectセンサーに技術を提供していました。
 

 

PrimeSenseの技術を活用した製品に期待

アップルはこれまでにも、PrimeSenseの技術を活用し、仮想キーボード関連特許を取得したり、iPhoneやiPadで画面に触れることなく入力ができる「タッチレスインプット」を導入するのではないかと報じられたりしています。しかし、同社を買収後1年半以上経っていますが、今のところ具体的な製品や機能としては発表されていません。
 
Apple TV
 
ただし、次期Apple TV2は今年6月に開催されるWWDC(世界開発者会議)でリリースされるのではないかと予想されており、このApple TV2に今回の特許やPrimeSenseの技術を利用したコントロール方法や、リモコン機能などが搭載されるのではないかと期待されます。
 
 
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス

カテゴリ : Apple TV, 最新情報   タグ : , , , ,
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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