アップル、iOS8.3ベータでメッセージアプリにスパム報告機能を追加
先日、開発者とベータテスターに配布された、iPhoneなどの基本システムの最新版iOS8.3ベータでは、ユーザーがメッセージアプリで受信したスパムメールを、アップルへ簡単に通知して削除できる機能が追加されています。
「Report Junk」のリンクを追加
iOS8.3ベータでは、メッセージアプリでユーザーが連絡先に登録していない人からメールが届いた場合、「Report Junk」(ジャンクとして報告)というリンクが表示されるようになりました。届いたメールがジャンクメールの場合、このリンクをタップすれば、メッセージを削除して、同時にアップルにスパムメールとして報告できます。
現行のスパムの報告は手順が複雑
現行のiOS8.2のバージョンでは、スパムメールを受信した場合、ユーザーが操作をして、相手のメールアドレスや携帯電話番号をブロックする必要があります。また、アップルへスパムメールとして報告するには、アップルのサポートページにアクセスして、手順通りに該当するメールを撮影したスクリーンショットや、受信した相手のアドレスや日時を報告する必要がありました。
ユーザーはこれまで、スパムメールはiPhoneを操作してブロックしたとしても、アップルにスパムメールとして報告することは、手続きが複雑なためほとんどなかったのではないかと思われます。
スパムメール減少に期待
しかし、今回のアップデートで簡単にアップルへスパムメールが報告でき、アップルがこれらのメールの配信をブロックすれば、メッセージアプリへのスパムメールは大幅に減少すると思われます。
アップルは最新のiOS8.3ベータ版を3月24日に開発者とテスターに配布していますが、Apple Watchが発売される4月24日までには一般に公開される模様です。
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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