アップルのiPhone下取りプログラム、中国で「値段安すぎ」と不評
アップルが中国で開始したiPhoneおよびiPadの下取りプログラムですが、下取り価格が安すぎるとして不評なようです。米ZD Netが報じています。
製品の状態や容量は無関係
アップルは3月31日から中国のアップルストア18店舗において、下取りプログラムをスタートしました。しかし中国のアップル・ユーザーは、iPhone5sで1,500元(約2万9,000円)、iPhone4sで500元(約9,660円)、iPhone4で250元(約4,830円)という低い下取り価格に失望しているようです。
中国では、16GBのiPhone6 Plus、iPhone6、iPhone5sが、それぞれ公式には6,088元(約11万7,600円)、5,288元(約10万2,100円)、4,488元(約8万6,700円)で販売されています。
アップルは中国においては、容量や状態を問わず同じ下取り価格としているため、たとえ新品の状態でも、機種が同じであれば使い古したものと同じ金額のクレジット(iPhone購入時に使える)しかもらえないようです。
リサイクルショップの半額
しかもこの下取り価格は、中国内のリサイクルショップが提示している価格の半額です。最新データによれば、一般には16GBのiPhone4sは1,100元(約2万1,200円)、16GBのiPhone5sは2,900元(約5万6,000円)で取引されているとのことです。しかもこれらリサイクルショップでは、iPhoneと引き換えに現金が受け取れます。
アップルの下取りプログラムの対象となるのは、中国本土、香港、マカオ、台湾で購入されたモデルのみとなり、米国など海外で購入した製品は対象外です。
この下取りプログラムについては、Foxconnがアップルストアで下取りされた製品を買い取り、修理したうえで、自社の運営するサイトで販売するという仕組みが報じられています。
参照元 : ZD Net
執 筆 : lunatic