2015年3月6日 17時10分
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「アップルは電気自動車を造らない」なぜかBMWがアップル参入を否定
昨今アップルが電気自動車業界に参入するのでは、というニュースが飛び交っていますが、意外なところから参入を否定する声が聞こえてきました。大手自動車メーカーBMWは、「アップルは自動車の開発も製造もしない」とドイツの雑誌の取材に答えました。
アップルはコメントを控え
ドイツの雑誌Auto Motor und Sportによれば、BMWのカーボンファイバーで出来た電気自動車BMW i3にアップルが感銘を受けたのは確かだそうですが、現時点でアップルが自動車事業に関わるつもりはないとのことです。
BMWのスポークスマンは、「乗り物に関連することをテーマに、アップルも含めてITや通信事業に携わる様々な企業と、定期的に話し合いを持つ機会があるが、自動車の開発や製造が議題のトピックとなったことはない」とコメントしました。
これに対し、アップルはコメントを控えています。
BMWのi3にはアップルが大きく関与

とはいえ、Auto Motor und Sportは、アップル・カーが出るとすれば、アップルストアで売られるか、BMWのディーラーで提供されることになるだろう、とアップル・カーの登場に前向きです。
というのも、先述したBMWのi3は、iOSと密接な関わりがあるとされており、iPhoneだけでなく、iPadやMacなどとデータのやり取りが出来る仕様になっているだけでなく、燃料消費や稼働データまでも同期されるのだそうです。
Auto Motor und Sportは、i3のオペレーションシステムをアップルに開発させることをBMWが許したのかどうか、BMWがテクノロジー界の巨人に自動車ソフトウェアの詳細を明らかにしたのかどうかが問題だ、と述べています。
これまでの話をまとめると、アップル・カーが発売されるのは確かですが、開発や製造にはBMWが大きく関わってくる、といったところでしょうか。BMWもアップルの参入を明かしたくない理由が何かしらあるのかも知れませんが、電気自動車参入のために、さまざまな業種からの人員引き抜きが話題となっているだけに、さすがにガセネタではない、と思いたいです。
参照元:IBNlive、9to5mac
執 筆:kihachi