わざと客に安心与え―Apple Watchの販促が際どいと話題に
いよいよ発売が間近に迫ってきたApple Watchですが、何としても成功させようと、アップルストアでも様々な取り組みが行われているようです。なかでも、対面での販売促進の仕方がユニークだとして、ネットで話題になっています。
安心感を与えてApple Watchを意識に植え付ける
アップルストアに訪れたユーザーをどうやってApple Watchに仕向けるか?アップルが考えたのが、iPhoneから競合他社のスマートフォンへの乗り換えを容認しつつ、Apple Watchをすすめるという手法です。
内部情報をリークした9to5macによれば、アップルストアの従業員は、「iPhoneを必要としないユーザーが他社スマートフォンに乗り換えることを敢えて容認し、Apple Watchへの下地を整える」ように指導を受けているそうです。
これはセールスにおいてしばしば用いられる戦略で、強く購入をすすめないことで顧客に意外性と安心感を与え、彼らの興味をうまく惹きつけるというものです。
上述の9to5macによれば、「従業員は顧客と話し合いの機会を持つように促されており、どんなデザインがいいか、Apple Watchをどう使いたいかなどのやり取りをさせられる。カジュアルかフォーマルか、メタル製か革製のバンドか、といったような質問をいくつも投げかける」ことで、いつの間にか顧客がApple Watchを買う前提で話を進めていくそうです。
つい最近も、リテール部門の副代表であるAngela Ahrendts氏が販売会議の中で、Apple Watchがアップルの販売戦略においていかに重要な役割を担っているかを強調して説いたそうですが、現時点でユーザーはApple Watchに対してあまり関心がないことが調査から分かっており、さすがのアップルも刷り込みに腐心していることが伺えます。
参照元:QUARTZ、9to5mac
執 筆:kihachi
iPhone Mania編集部
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