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2015年3月5日 12時09分
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アップルが金相場に火をつける?総供給の1/4を占める強気予測も
アップルが金相場を大きく底上げするかも知れない。市場ではそんな噂がまことしやかに語られています。最高級モデルのApple Watchは18金を用いているのですが、このモデルだけでも月間100万本の売上があると予測されているからです。
「Edition」には最大で62グラム
最高級モデルの「Edition」には、約29.16グラムの金が最低でも含まれることをお伝えしましたが、これはベゼル部分のみの含有量でした。新たに入った情報では、全体で最大2トロイオンス(約62.21グラム)の金が含まれる可能性があるとのことです。
この情報が事実であれば、月間100万本、つまり年間で1,200万本の製造を行うためには、750トンもの金をアップルが必要とする計算になります。
毎年新たに採掘される金は3,000トン、市場に流通している量はおよそ4,000トンと言われています。このうちの4分の1前後をApple Watchが占めるとなれば、需給関係に大きなインパクトを与えるのは確かです。
金相場の流れを大きく変えるか

ウォールストリート・ジャーナルの取材に、天然資源の専門家であるJonathan Williams氏は、アップルが「金市場で”Game Changer”になるだろう」としています。ただし含有量は平均すれば0.5トロイオンス(15.55グラム)以下になるのでは、と述べており、750トンという数字には懐疑的です。
また、月間5万本程度の売上にとどまるのでは、というアナリストの予測もあり、その場合アップルの購入量は年間9トン程度になる見込みです。それでも新規供給量の300分の1程度をアップルが占めることになりますが、Apple Watchの金相場へのインパクトが具体的に判明するのは、ひとまずApple Watchの初動次第となりそうです。
参照元:WSJ、Investing.com
執 筆:kihachi