2015年3月4日 12時46分

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Google、iOS検索エンジン契約が更新できないと数十億ドルの損失に

GoogleiOS


 
アップルがGoogleと、検索エンジン契約を更新しない場合、Googleは年間数十億ドル規模の損失をこうむることになるようです。投資銀行UBSが分析しています。

GoogleのiOS検索エンジン契約、今年で期限切れに

現在のアップルとGoogleの検索エンジン契約は今年中に期限が切れますが、Googleの投資家らはアップルが契約を更新しないのではないかと懸念しているようです。
 
米メディアAppleInsiderが入手した調査メモによると、投資銀行UBSは、Googleは今年、iOSの検索契約から78億ドル(約9,325億円)の売り上げを得ており、これは売り上げ全体の約10%を占めると分析しています。
 
したがって契約が更新できなければ、Googleは多大な損害をこうむることになります。しかしたとえアップルが契約更新しなくても、一部の人々はGoogleを検索エンジンとして使い続けるだろうと、UBSは指摘しています。

新たな候補は複数

50%がGoogleを使い続けると仮定した場合、売り上げに与える影響はほぼ半分となり、またGoogleはアップルに契約料を支払う必要がなくなるため、実質的な売り上げ減は3%程度になるというのが、UBSの予測です。
 
Mozillaはこのほど、Firefoxの既定の検索エンジンを、GoogleからYahooへと切り替えました。これにより米国におけるGoogleのデスクトップPCでの検索シェアは、75%以下に落ちています
 
アップルがGoogleと契約更新しない場合、いくつかの選択肢が考えられます。Yahooに加え、すでにSiriのクエリーに使われているマイクロソフトのBingがあります。またプライバシーとセキュリティーを重視するなら、昨年iOS向けにオプションとして追加された、Duck Duck Goを選ぶ可能性もあります。
 
YahooがiOSの既定の検索エンジンを目指し、積極的に動いていることは、iPhone Maniaでもお伝えしています
 
 
参照元 : AppleInsider
執 筆 : lunatic

カテゴリ : 最新情報   タグ : , ,
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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