2015年2月24日 06時49分
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【恐怖】ユーザーの位置情報はバッテリーの減り方だけでも特定可能
スマートフォンに搭載されている位置情報機能、とても便利ですよね。一昔前まではちょっとした場所に行くにも下調べをする必要がありましたが、今ではスマートフォンに搭載されているGPSを使って、簡単に行けるようになりました。
一方で、最近のアプリケーションではユーザーの行動情報を収集するため、「位置情報」機能を「オン」にすることを求められることが多く、ユーザーのによってはあまり気持ちのよいサービスではない、と思われている方も多いはず。しかし、技術革新はすごいもので、もはや同機能をオンにしてGPSを働かせなくても、バッテリーの減り方だけでユーザーの位置情報を特定できる技術が発見されたようです。
基地局からの距離などでユーザー位置を予測、精度9割!
バッテリーの減り方だけでユーザーの位置情報を特定できることなど、にわかには信じがたいですが、スタンフォード大学とイスラエルの防衛省による研究によると、スマートフォンのバッテリーは基地局からの距離や、使用環境によって若干ではあるもののバッテリーの減少スピードが異なるとのことで、この情報を使用すればなんと9割の精度でユーザー位置が特定できるようです。
音楽アプリやマップアプリなど、他に電池を使用するタスクを実行した場合に精度が落ちるのではないか、という声もありそうですが、そのあたりもしっかりと織り込み済みで将来的には対応可能になるとの報告がされています。
情報元ではiOSデバイスに関する言及はないものの、Androidデバイスについてはすでにユーザーの電池の使用情報にアクセスができるとのことで、こうした機能の搭載についてもシステム上は問題がないと言えそうです。
なんだか気持ちの悪い新技術ですが、犯罪抑止やその他有益なことに使用されることを期待したいものですね。
参照元:The Institution of Engineering and Technology
執 筆:クロス
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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