アップルが電気自動車製造のために引き抜いた人々
アップルによる電気自動車開発の噂が浮上して以来、同社が自動車事業に関連する企業から、優秀な人材を引き抜いている事実も明らかになっています。米9to5Macが、最近アップルが自動車関連で採用した人々についてまとめています。
リーダーは元Ford役員
アップルの電気自動車部門の責任者とされているのが、元Ford幹部のSteve Zadesky氏です。同部門には、メルセデスベンツのシリコンバレー研究拠点責任者だったJohann Jungwirth氏が加わったことも伝えられています。9to5Macによると、ほかにも多くの人材が社内および社外から起用され、チームに加わっているようです。
電気自動車開発チームに社外から加わった人々
Robert Gough氏。エアバッグ、シートベルト、レーダーなどの車載用安全システム設計のAutolivから、2015年1月にアップルに入社。
David Nelson氏。元Tesla Motorsのメカニカルエンジニア。2015年2月にアップルに入社。
Hugh Jay氏。自動車業界などにトランスミッション、車軸システムなどを販売するEMCO Gearsの元エンジニア。
John Ireland氏。元Tesla Motorsの上級自動車駆動系テストエンジニア。2013年10月にTeslaに入社する前は、米再生可能エネルギー研究所でバッテリー技術やエネルギー保存についての研究に従事していました。
Mujeeb Ijaz氏。バッテリー製造企業A123 Systemsの元重役。アップルは現在同社から、不当な人材引き抜きを行ったとして提訴されています。
Rui Guan氏。風力タービンおよびそのほかのクリーンエネルギーソリューションを提供するOginの元ドライブトレインエンジニア。
David Perner氏。Fordの元エンジニア。ハイブリッド電気自動車システムの開発に従事していました。
Fernando Cunha氏。General Motorsの元プロダクトデザインスーパーバイザー。
Lauren Ciminera氏。Teslaの元リードリクルーター。人材のリクルーティングに携わっているようです。
Dillon Thomasson氏。重機械コングロマリットGeneral Dynamicsの元リードデザインエンジニア。
アップルはほかにも、社内のほかの部署から、電気自動車開発チームに多くの人材を投入しているようです。
参照元 : 9to5Mac
執 筆 : lunatic