2015年2月19日 19時56分
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諸行無常・・・ソニー、スマートフォンとテレビ市場からついに撤退か
ZDNetによれば、ソニーがスマートフォンとテレビ市場から撤退する可能性があるそうです。既に同社は保険や銀行などのファイナンシャルビジネスと映画や音楽などのメディアビジネスが主力となっていますが、スマートフォンもテレビも、一時は同社の「顔」であっただけに、ネットでは驚きと落胆の声が上がっています。
もはやアップルには勝てず

ソニーの平井和夫氏は水曜日、スマートフォン業界のような競争の激しい部門では、同社は売上の成長をこれ以上見込まない、と述べました。
ロイターのレポートによると、「次の事業年度からは、利益を生み出し、成長に投資するような戦略を開始する」と平井氏は語っており、それぞれのビジネス部門がより自主的に動くことを可能にすることを目標とするようです。
また同レポート内では、スマートフォンとテレビ市場から撤退する考えを完全に退けるものではない、と述べられており、かつてはエリクソンとの合弁やXperiaなどで隆盛を極めたものの、近年ではアップルに全く太刀打ち出来なくなったソニーの苦悩が現れた内容となっています。
大規模なリストラはその予兆だった?
これまでにもお伝えしたとおり、計2,100人の解雇をスマートフォン部門で行ったことや、オンラインゲーム部門の売却、「ウォークマン」事業の分社化といったような動きは、ソニーが大規模なリストラ計画に舵を切っていることを裏付けるものだったとも言えます。
また、上記の図からも分かるように、モバイル部門(スマートフォン)とホームエンタテインメント部門(家電)の営業損失が目立つ一方、金融部門の圧倒的とも言える好調ぶりが目立ちます。今後のソニーがどうなるかは分かりませんが、日本からスマートフォン部門の撤退を検討しているサムスン同様に、往来のソニーとは違ったものとなりそうです。
参照元:ZDNet
執 筆:kihachi