2015年2月5日 12時58分
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Gmailは時代遅れ?マイクロソフト、大人気カレンダーアプリ買収
マイクロソフトが、カレンダーアプリの製作を手掛けているSunriseを、およそ1億ドル(約118億円)で買収することが分かりました。この買収で、人気アプリであるSunriseは、AndroidやiOSで使用可能なOutlookアプリへ近いうちに統合される見込みです。
新生Outlookへ吸収
マイクロソフトとSunriseともにまだ公式発表はしていませんが、ニュースサイトTech Crunchによれば、スマートフォンやパソコンで使用できる無料カレンダーアプリSunriseをマイクロソフトが買収したとのことです。
昨年12月にも、同社はメール管理アプリAcompliを2億ドル(約236億円)で買収しましたが、1月29日に発表された新たなOutlookアプリではAcompliをベースにした技術が用いられているだけに、Sunriseも何らかの形でOutlookに活かされるのではないか、と言われています。
グーグルとアップルの「なか」で生きる道

現在マイクロソフトはCEOであるSatya Nadella氏の指揮によって、OutlookやWord、Excelといった同社の様々なサービスがクラウド上で使用できるOffice 365に代表されるように、ユーザーが複数のプラットフォームを横断出来るようにする戦略を推し進めています。
さらに、もともとSunriseが異なるプラットフォームやカレンダー&タスク管理サービス(EvernoteやTwitter、Googleカレンダー、iCloudなど)を統合して使用できる特性を持っていることからも、Sunriseを組み込んだOutlookアプリをコアにすることで、グーグルとアップルが独占的に提供しているとも言えるプラットフォームのなかで、スマートフォンユーザーに対して影響力を強めていこうとする、マイクロソフトの新たな狙いが見えてきます。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
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参照元:TechCrunch、ZDNet
執 筆:kihachi