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2015年1月29日 19時18分

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クアルコム、サムスンに見捨てられた?決算で見通し下方修正

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qualcomm サムスン
 
サムスンの次期スマートフォンには、Qualcommのチップは搭載されないことがほぼ確実となりました。Qualcommが決算報告で、「とある大口顧客の旗艦デバイス」に自社のチップを搭載しないと発表しました。

Galaxy S6にはExynosが


サムスン qualcomm
 
Qualcommは具体的な企業名やデバイスを明かしてはいませんが、サムスンのGalaxy S6のことではないか、という見方が優勢です。先日発表された決算報告では、通期見通しを引き下げるとともに、「われわれのSnapdragon810は、とある大口顧客の旗艦デバイスの中には含まれないだろう」と述べています。
 
サムスンの前旗艦モデルGalaxy S4では、Snapdragonを搭載していたアメリカ版と異なり、日本版にはExynos5 Octaが搭載されるなど、Exynosの搭載は部分的なものでしたが、今回のGalaxy S6は、QualcommのSnapdragon810から自社製チップのExynosシリーズに完全に切り替わることがほぼ確定的です。
 
搭載されるExynos7420の性能も、Snapdragon810に引けを取らないようです。すでにベンチマークツールのGeekbenchは、両者を比較し、Exynos7420が性能面でSnapdragon810を上回ったことを示しています。
 
サムスン qualcomm

中国でも変化の兆し


また、Qualcommは、独禁法違反で中国政府から調査を受けていることや、中国市場ではOEM(相手先ブランド名製造)の台頭で逆風に立たされており、短期的にはSnapdragonを組み込んだスマートフォンの販売台数が減少するであろうことも、売上見通しを下げた原因としています。
 
事実、中国の大手ベンダーであるHuaweiは、QualcommやMediatekのCPUではなく、子会社であるHisiliconが製造したCPUのKirin920を、昨年発売した自社のハイエンドモデルであるHonor6に搭載しました。
 

離れられないサムスン

64ビットに対応し、4KストリーミングやUSB3.0をサポート、搭載したAdreno 430 GPUではグラフィック性能と消費電力を前モデルより大幅に向上させるなど、2014年には文字通りスマートフォン界のハイエンドモデルを支えてきたSnapdragon 810ですが、残念ながら2015年早々サムスンからお役御免となってしまったようです。

 
とはいえ、ZDNetによれば一部のアナリストは、サムスンのExynos使用率が以前と比べて低下していることを指摘し、今後サムスンがExynosに切り替えていくには、まだまだ時間がかかるのではないか、としています。
 
Bloombergも、「サムスン電子から受注を獲得できなかったとすれば痛手だが、中国の小米などの新規顧客の獲得でその影響を相殺できる可能性がある」と今後に楽観的な見方を下しています。
 
いずれにせよ、スマートフォン業界の流れが大きく変わり始めていることは明らかで、今後の動向に注目したいところです。
 
 
参照元:ZDNetGeekbench
Bloomberg
執 筆:kihachi

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