カーナビとスマートフォンを連携して使っている人は少ない
2015年1月26日、マイボイスコム株式会社は、カーナビに関するインターネット調査の結果を発表しました。なお、調査は2014年12月1日~5日までの5日間で行われ、合計12,022件の回答を集めています。
カーナビとスマートフォンの相性は悪い?!
近ごろは、カーナビメーカーがスマートフォンやアプリと連携した機能を多く発表しています。しかし、今回の調査によると、実際にカーナビとスマートフォンを連携させて利用しているユーザーは、カーナビ利用者全体の約2割程度に留まっており、カーナビとスマートフォンの連携に関して実用性を感じているユーザーは少ない傾向にあるということがわかりました。
主な用途としては、スマートフォン内に保存してある音楽を聴く、ハンズフリー通話を利用するといった、カーナビ経由のスピーカー代わりとして利用する人が最も多くなっています。また、各メーカーが追加機能として発表しているアプリなどをカーナビと連携して利用するユーザーは利用者のわずか数%と少ない傾向にあります。
カーナビ単体にユーザーが求める機能としては「施設・観光地の検索」という項目が多いにも関わらず、カーナビよりも情報量と質に長けたスマートフォンを利用する人が少ないのは、”カーナビとスマートフォンの機能バッティング”といった、そもそもの相性を示した結果なのかもしれませんね。
スマホかカーナビ、どっちかで事足りる?!
最近はスマートデバイススタンドを車に取り付けて、カーナビ代わりに利用するユーザーも増加傾向にあります。行先案内であればGoogle MapやYahoo!カーナビなどの無料アプリでも十分利用することができますし、オービス検知アプリを利用すればレーダー探知機すら不要です。
市販カーナビの販売数減少が著しい中、スマートフォンとの共存を目指したカーナビメーカーですが、今回の調査によるユーザー動向をみると、カーナビのスマートフォン連携による商品価値向上は難航している可能性が高いと考えることができそうですね。
参照元:マイボイスコム株式会社 プレスリリース
執 筆:chappy
iPhone Mania編集部
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