「iPodの父」、Google Glass事業の総責任者に
「iPodの父」と呼ばれる元Apple上級副社長で、スマートホーム企業Nest Labsの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)であるトニー・ファデル氏が、Google Glass事業の総責任者となることがわかりました。米Fortuneが報じています。
Google GlassがNestの一部に
これまでGoogle Glassを率いてきたアイビー・ロス氏は、今後はチームリーダーとしてファデル氏に報告する立場となるようです。今回の変更に伴い、次世代技術の開発を担うGoogle Xで開発されてきたGoogle Glassは同部門を卒業、Google傘下のNestの一部となります。
ファデル氏は2006年から2008年までAppleのiPod部門の上級副社長を務めましたが、2010年に退社。同年5月にNestを立ち上げ、2011年10月に最初の製品、ユーザーの行動パターンを学習するサーモスタット「Nest Learning Thermostat」を発表しています。
そして2014年1月、Nestは32億ドル(当時のレートで約3,200億円)でGoogleに買収されました。Nestはその後、家庭用監視カメラのDropcamを5億5,000万ドル(同約555億円)で買収しています。
Google Glassの救世主となるか
Google Glassは開発からほぼ2年が経過したものの、世間一般の評価や関心はそれほど高くないという報道も出ています。iPodや学習するサーモスタットでイノベーションを起こしてきたファデル氏が、今後どのような手腕を発揮するかに注目が集まりそうです。
参照元 : Fortune
執 筆 : lunatic
iPhone Mania編集部
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