Apple、iOS9で年に1回実施されるメジャーアップデートの更新頻度を見直すべき?
2007年に初代iPhoneがデビューして以降、Appleは毎年最新のiPhoneをリリースするとともに、iOSのメジャーアップデートを実施してきました。
これまでのスケジュール通りに行けば、今年もiOS9へのメジャーアップデートが予想されていますが、iOS8のリリース初期にはあまりの不具合の多さに、アップデートを見送ったとみられるユーザーが多かったのも事実です。
こうした背景から海外メディアのiDownloadBlogが読者に対し、『Appleは毎年恒例となっているiOSの更新頻度を見直すべきか』というアンケートを実施し、ユーザーの認識・感覚を問うています。
iOS8における不具合問題
多くの期待を背負って昨年リリースされたiOS8でしたが、リリース当初はWi-Fiがつながりにくくなる、バッテリーが減りやすくなる、など不具合が多く報告され、OSのアップデートを見送ったユーザーが多かったのは記憶に新しいところかと思います。
iOS8.1以降は大きな不具合問題も指摘されなくなりましたが、iOS8自体はこれまでのiOSほどの普及が進まず、先日発表された最新のOS比率でようやく7割に近くなりました。
Apple、これまでのiOSリリースタイミング
2007年にiPhoneが発売されて以降、Appleは以下の通り最新のiOSをリリースしています。
【Apple iPhone発売以降のiOSリリース時期】
●iOS1.0 2007年6月29日
●iOS2.0 2008年7月11日
●iOS3.0 2009年6月18日
●iOS4.0 2010年6月21日
●iOS5.0 2011年10月12日
●iOS6.0 2012年9月20日
●iOS7.0 2013年9月18日
●iOS8.0 2014年9月17日
iPhoneユーザーの方であればご存知かもしれませんが、Appleは毎年新しいiPhoneを発売することを通例としており、同時にiOSのメジャーアップデートも実施するのが特徴となっています。
現在は今年発表予定のiOS9をすでにテスト中との報道もあり、今年も例にもれずメジャーアップデートが実施されるものと思われます。
Appleは毎年恒例となっているiOSの更新頻度を見直すべき?
これを受けて、iDownloadBlogが実施している、『Appleは毎年恒例となっているiOSの更新頻度を見直すべきか』という読者アンケート(本稿執筆時点も継続中)の結果は以下の通りとなっています。
結果としては「見直すべき」が18%、「品質を保てないのなら仕方ない」が49%、「このままのリリースタイミングを継続すべき」が30%、「気にしない」が3%となっています。
ユーザーとしてはiOSのメジャーアップデートに大きな関心があるものの、品質を保てないのであればリリースタイミングの変更もやむなし、という考えのようです。
明るいニュースとしては、iOS8.2から、アップデート前に、Apple Storeの従業員に対して最新のOSをテストしてもらう、という情報もあります。ただ、これによってどこまで改善するのか、いまのところ定かではありません。
Appleとしても、このまま不具合の多いOSをリリースし続けることはユーザーの不信感を招く、ということを認識しているはずなので、しっかりとした検討・対応をしてもらいたいものですね。
参照元:iDownloadBlog
執 筆:クロス