1年半海底に沈んだApple Watch、「探す」で奇跡の再会!機能も紹介

ダイビングの様子

約2年前、海でダイビング中に紛失したApple Watchが、「探す(FindMy)」機能のおかげで無事、持ち主の手元に戻って来ました。記事では、Apple製品を紛失した際に便利な「探す」でできることもご紹介します。

親子の連絡用に買ったApple Watch、ダイビング中に紛失!

ビジネス情報などを発信するYouTubeチャンネルを運営するジェアード・ブリック氏は、息子の11歳の誕生日に合わせて、親子で連絡を取り合う目的でApple Watchを購入しました。

2022年の夏、カリブ海のイギリス領バージン諸島でスキューバダイビングを楽しんだブリック氏は、潜水時間の記録などの目的でApple Watchを装着してダイビングをしていました。

美しい海に潜る友人の様子などを撮影していたブリック氏が、自分の手首からApple Watchがなくなっているのに気づいたのは、しばらく時間が経ってからでした

Apple Watchの紛失に気付いていないブリック氏

ブリック氏は、Appleデバイスどうしで位置情報を確認できる「探す」アプリを使って、Apple Watchを紛失モードにしました。

Apple Watchは、「探す」アプリのマップでビーチの位置を正確に示していたものの、すでに現地を離れていたブリック氏は、息子と一緒に買ったApple Watchを諦めるしかありませんでした

紛失から1年半後、電話が鳴った

Apple Watchの紛失からおよそ1年半が過ぎた2023年12月、ブリック氏に1本の電話がかかってきました。

電話の主は、ブリック氏がダイビングで訪れた地域に住むジョナサン氏で、ビーチで見つけたApple Watchを充電してみたところ、「探す」アプリから登録したメッセージとブリック氏の電話番号が表示されたので、電話してきたのだそうです。

そして紛失してから約2年後の2024年4月、ジョナサン氏が郵送したApple Watchがブリック氏の元に届きました。

ブリック氏の動画では、封筒から取り出したApple Watchが正常に動作することが確認できます。

動画を見ると、ブリック氏のApple Watchにはスポーツバンドが装着されていますが、ダイビング中の紛失物探しのスペシャリストによると、スポーツバンドは水中では外れやすいそうです。

ダイビング中に装着するなら水中でも外れにくいバンドを使うのが良さそうです。

覚えておこう!「探す」でできること

ブリック氏は、Apple Watchを「探す」アプリから紛失モードにしておいたことで、無事にApple Watchを取り戻すことができました。

「探す」で紛失モードに設定しておけば、iPhone、iPad、Apple Watch、Macを紛失してしまった場合に、持ち主に電話するようメッセージを表示することができます。

加えて、「探す」からデバイスをアクティベーションロックできるので、誰かが勝手にデバイスを使ったり売り飛ばすことを防止できます。

また、遠隔でデバイス上のデータを完全に削除して情報が誰かの手に渡るのを防ぎつつ、デバイスの位置情報を確認し続けることもできます。

所有しているAppleデバイスがiPhoneだけでも、家族や友人のiPhoneの「探す」アプリで「友達を助ける」をタップしてブラウザを開き、自分のApple IDでサインインすれば、自分の持ち物の場所を確認し、デバイスを紛失モードに設定できます。

ちなみに「探す」には、手元から離れた時の通知機能があります。ブリック氏がこの通知に気付けば、早めにApple Watchを取り戻せたのかもしれませんが、もしかすると同氏はこの機能をオフにしていたのかもしれません。

位置情報の確認や発見者へのメッセージ表示は、AirTagや各種「探す」対応製品でも利用可能です。

Source: Brick House Media Co/YouTube via AppleInsider

Photo: Apple

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