2014年12月19日 22時22分

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第3四半期の世界スマートフォン売り上げ、20%増を記録

GartnerTable1


 
2014年第3四半期における世界の携帯電話売り上げは、前年同期比でほぼ横ばいとなったものの、スマートフォン売り上げは同20.3%増の3億100万台に達しました。調査会社Gartnerの調べで明らかになりました。

2018年には携帯の10台に1台がスマホに

同四半期において、スマホの売り上げは携帯電話売り上げ全体の66%を占めました。Gartnerは2018年までには、電話機10台のうち9台がスマホになると予測しています。
 
地域別に見ると、東欧、中東、アフリカでのスマホ売り上げは前年同期比でほぼ50%増となり、過去最高の伸び率を示しています。成熟市場のなかでは米国の伸び率がもっとも高く、18.9%増となりました。一方西欧諸国では前年同期比5.2%減となり、今年は3四半期連続の減少を記録しています。
 
Gartnerはこのクリスマス商戦で、iPhone6およびiPhone6 Plusが記録的な売り上げを達成すると見る一方、中国ベンダーや各国の国産ブランドも無視できないとしています。同社は2014年の世界全体でのスマホ売り上げ台数は12億台に達すると見ています。

売り上げ上位5社のうち3社が中国ベンダー

2014年第3四半期のスマホ売り上げ上位5社のうち、3社は中国ベンダーでした。Huawei、Xiaomi、Lenovoを合わせた世界における市場シェアは、前年同期比で4.1%ポイント拡大しています。一方首位のSamsungとを合わせたシェアは37%で、同7%ポイント縮小しました。
 
Samsungのフィーチャーフォンとスマホの売り上げ台数はともに減少し、市場シェアも縮小しました。もっとも減り幅が大きかったのがフィーチャーフォンで、前年同期比10.8%減となっています。また西欧、アジアではスマホの需要も低迷し、同社にとって最大の市場である中国でのスマホ売り上げが、28.6%も減少しました。
 
Appleは第3四半期中、iPhone6/6 Plusの発売により、iPhoneの売り上げが26%も伸びました。Gartnerは同社が今年第4四半期に過去最高の売り上げを記録すると予測しています。
 
ベンダー別売り上げランキングではHuaweiが第3位となったものの、3位以下の3社の売り上げ台数の差は100万台以下でかなり競り合っています。
 
Xiaomiはこの1年で急速に売り上げを伸ばし、4位にランク入りしました。中国市場で首位に立ったことで、2014年第3四半期は前年同期比336%増と、驚異的な伸びを示しています。

AndroidとiOSはシェア拡大

スマホのOS別では、Androidが継続して市場シェアを伸ばす一方で、Windowsが市場シェアを失っています。
 
GartnerTable2

携帯電話売り上げ、ラテンアメリカ、西欧、日本以外では増加

2014年第3四半期における世界の携帯電話の売り上げは4億5,580万台で、前年同期の4億5,570万台からほぼ横ばいとなりました。携帯電話売り上げは、ラテンアメリカ(7.4%減)、西欧(13.5%減)、日本(1.8%減)を除くすべての地域で伸びています。
 
GartnerTable3
  
参照元 : Gartner
執 筆 : lunatic

著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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