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2014年12月17日 11時01分
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タグホイヤーがApple Watchに対抗したユニークな製品を開発中
アップルのApple Watchに対して、当初スイスの高級時計ブランドはどちらかというと否定的な印象を持っているようでしたが、2015年はじめとされる発売時期が近づくにつれ、徐々に変化が現れてきたようです。ロイターはとスイスの高級時計ブランドのタグホイヤー(TAG Heuer)が、これまでの路線を変更し、Apple Watchに対抗する独自の豪華なスマートウォッチを開発するため、ノウハウを持つ企業と提携し、買収を行う準備があると報じています。
Apple Watchには批判的

Jean-Claude Biver, chairman of LVMH’s Hublot. Reuters
多くの高級ブランドを展開するフランスLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループ傘下のタグホイヤーが、独自にスマートウォッチを開発するというのは特筆すべきことです。LVMHでタグホイヤーをはじめとする時計ブランドを統括するJean-Claude Biver氏は、これまでApple Watchに対して「女性的すぎる」「学生のデザインのようだ」「数年ですたれてしまう」「高級とは普遍的なもの」などと批判的でした。
開発は4カ月前にスタート
Biver氏はスマートウォッチに対しての考え方が変わったことを認めながら、開発しようとしている端末の概要は既に決めているようです。今回のスマートウォッチの開発プロジェクトは4カ月前に始まり、既に複数の企業と提携を進めており、必要があれば企業買収も行うと述べています。
提携先はGoogleとIntel
タグホイヤーとスマートウォッチの開発を進めている企業はGoogleとIntelと噂されており、Intelはマイクロプロセッサを供給すると考えられています。今回のタグホイヤーブランドのスマートウォッチは、身体の動きやカロリー消費量を計測できるセンサーを搭載した、機械式の腕時計ではないかと予想されています。Biver氏は2015年後半のリリースを目指し「時計ブランドとしては初のスマートウォッチであり、これまでとは全く違うユニークなもの」となるだろうと述べています。
以前にもウォールストリート・ジャーナルが、タグホイヤーが独自のスマートウォッチを開発すると伝えており、Apple Watchの発売が近づくにつれスイスの時計業界も今後何らかの対応を迫られることになりそうです。
参照元 : MacRumors
執 筆 : リンゴバックス