スマホユーザーのセキュリティ不安、「故障」「ウイルス」「紛失」がワースト3!
MMD研究所は12月12日、「スマートフォンのセキュリティに対する意識調査」の結果を発表しました。スマートフォンのセキュリティ対策は「数字や指紋による画面ロック」が46.2%で最多でした。
一方で「セキュリティ対策を講じていない」ユーザーも2割弱おり、その理由は「方法が分からない」が最多でした。
スマホユーザーの不安は「故障」50.3%、「ウイルス」46.3%
「スマートフォンのセキュリティに対する意識調査」は20歳以上のiPhoneなどスマートフォン所有者を対象に2014年12月5日から6日にインターネット調査で実施され、561件の有効回答を得ています。回答者の利用しているスマートフォンのOSはiOS(iPhone)が45.8%、Androidが52.2%でした。
「スマートフォンに関して感じる不安」については、「故障」が最多で50.3%、以下「ウイルス感染」46.5%、「紛失」44.7%、「電話帳など個人情報の漏えい」41.9%などと続きました。

「ウイルス感染への不安」を挙げたユーザーは、iPhoneユーザーが38.9%に対してAndroidユーザーは53.6%と、Androidユーザーはウイルス感染への不安を感じている割合がiPhoneユーザーよりも高くなっています。

セキュリティ対策、最多は「画面ロック」46.2%
実施しているスマートフォンのセキュリティ対策は「パスワードや指紋認証などによる画面ロック」が46.2%で最多、以下「iOSやAndroidなどOSのアップデート」39.9%、「信頼できるサイトからアプリをインストールする」34.2%などと続きました。一方、「対策を講じていない」ユーザーが18.5%いました。
通信内容が傍受される可能性のあるバグに対応する緊急性の高いアップデートもあるので、OSは最新版を利用するのが安全です。
また、iPhoneはAndroidと違って不正アプリがない、と言われていましたが、最近はリンクをクリックさせて、悪意あるアプリを無断でインストールするマルウェアも報告されていますので、iPhoneユーザーはApp Store以外からは絶対にアプリをインストールしないよう心がけましょう。
画面ロックをしているユーザーの49.8%と約半数が「PINコード(数字のみ)」を利用しており、「指紋認証」は36.7%でした。
画面ロックを実施しているユーザーが半数以下というのは意外な気もしますが、最も簡単にできるセキュリティ対策ですので、ぜひ設定して欲しいものです。
対策しない理由は「方法が分からない」が43.3%でトップ
スマートフォンにセキュリティ対策を講じていない理由は、「対策方法が分からない」が43.3%で最多、次いで「対策の必要性を感じていない」が38.5%などとなりました。
iPhoneなら、iPhone5sそして最新モデルiPhone6/6 Plusで利用できる指紋認証は、数十秒で簡単に設定でき、センサーに触れるだけでロックを解除できて便利です。iPhone5sからiPhone6 Plusに買い換えた筆者の感想としては、iPhone6 Plusのほうが指紋認証によるロック解除がスムーズになった気がします。
5人に1人がスマホ紛失!セキュリティ対策を!
iPhoneなどのスマートフォンには電話帳や写真、メールなど、数多くの個人情報が詰まっています。万が一、紛失・盗難時に悪用されると自分だけでなく、家族や友人の個人情報が流出する危険性もあります。
Lookoutの調査では、日本人の23%とおよそ5人に1人はスマートフォンの紛失を経験しており、そのうち11%では自分のスマートフォンが手元に戻っていません。
パスコードや指紋認証による画面ロックに加えて、こまめなバックアップ、盗難・紛失対策アプリを入れておくなどの対策をとりましょう。
参照元:MMD研究所
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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