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Appleは先日2本の新CMを公開したのに続き、新たに1本のCMを公開しました。今回のCMで紹介されたのはiOS8で使えるようになった「ボイスメッセージ」機能です。

ボイスメッセージ機能とは

これまでのiMessageでは文字と写真、動画しか送受信できませんでした。しかしiOS8から新たに搭載されたボイスメッセージ機能を使うと、簡単に音声メッセージを送信することができます。これは上のCM動画でもわかります。

ただ当然この新機能はiMessageを利用するもの同士（iOS端末ユーザー同士）でしか利用できません。日本ではLINEやキャリアメールを使うユーザーが多い半面、iMessageはそれほど多く利用されているという状況にはありません。そのため新機能である音声メッセージを使ったことがないというユーザーも多いかもしれません。

この状況はアメリカでも同様です。通信キャリアが提供するSMS（電話番号でメッセージをやりとりする機能）やSNSのメッセージ機能、メッセージアプリの利用者が多く、iMessageが存在感を発揮しているとは言いがたい状態です。そうした状況で音声メッセージに対応することでiMessageの利便性を高め、利用者を増やし、iPhoneユーザーを囲い込むのがAppleの狙いだと思われます。

CMで強調された特徴は？

CMでは文字では伝わりにくい表現、歌、文字にするのが面倒な文章を音声で送れば便利と紹介しています。たしかに文字で送るのと、音声で送るのでは同じ文言でも意味が異なることもあります。

日本語の場合も英語と同じく、文字メッセージと音声メッセージで微妙に意味が異なることもあります。また漢字の多い文章を送るのも変換が面倒です。日本版のCMではおそらく日本語でのやり取りを実例として取り上げることになると思われます。

アメリカで放映されているオリジナルCMが日本版でどのように変更されているかにも注目です。ちなみに日本版のiPhone6/6 PlusのCMでは宮藤官九郎さんと阿部サダヲさんが出演しています。
 
 
参照元: Apple(YouTube)
執　筆: KAZ