アップル、iPhoneなどに搭載のLightningポートをサードパーティーにも公開
アップルは先週、中国の深圳でMFiライセンスプログラム(Made-for-iPhone/iPad)に参画するアクセサリーメーカー向けに、3日間にわたりMFiサミットを開催しました。この中でアップルは、スリム化した新たなLightningコネクターを発表すると同時に、「Lightningポート」を装備し、MFiの認定が受けられるアクセサリーを早期に発売できるよう、詳細な技術仕様を公開しました。
従来、独占的に使用したLightningポートを公開
新たなLightningポートは従来、iPhoneなどのiOS機器にしか搭載されないアップル独占のポートでしたが、今回アップルはこのポートの技術仕様をアクセサリーメーカーに公開し、これまでにない新しいタイプのアクセサリーの製造を可能にしました。Lightningポートを搭載したアクセサリーは早ければ来年初めには登場する模様です。
メリットはコストダウン、アクセサリーも値下げか
今回MFiサミットに参加したアクセサリーメーカーによりますと、アクセサリーにLightningポートの搭載が可能になることで各メーカーには多くの恩恵があるようで、最も大きなメリットは、コストダウンがはかれることのようです。
ユーザーは利便性もアップ
また、ユーザーはLightningポートとケーブルを利用することで、iOS機器とアクセサリーの両方に電源を供給することが可能になり、ケーブル接続が簡単になるメリットがあります。例えばドックやバッテリーケースのメーカーは、従来充電のために別にUSBケーブルを用意する必要がありましたが、今後は不要になります。
また、Lightningポートはアップルの新しいヘッドフォンにもメリットがあります。従来の3.5mmのヘッドフォンジャックに比べ、Lightningケーブルを利用してiOS機器に接続することで、音楽の再生と同時に充電も可能になります。これにより、例えばBluetoothヘッドフォンなどで、USB端子や別途必要だった電源供給が不要になり、コストダウンがはかれます。
Lightningポートは新しいLightningコネクター(C68)と共に登場する予定で、従来よりもスリム化が図られているようです。
参照元 : 9to5Mac
執 筆 : リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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