2014年11月18日 13時33分
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トロイの木馬ウイルス「WireLurker」の開発者が逮捕か!中国メディアが報じる
17日、中国メディアの中時電子報は、先日から報告されているMacユーザー向けのトロイの木馬ウイルスである「WireLurker」の開発者と疑われる3名を北京警察が逮捕した、と報じました。
「WireLurker」とは
「WireLurker」はMacを対象としたウイルスで、ユーザーの知らないうちにデバイス内に保存された情報を抜き取るトロイの木馬の一種であるとされています。
「Maiyadi App Store」というサードパーティが運営するアプリストアが感染源と見られており、同ストアでのMac OS X向けアプリはすでにダウンロード数が35万回以上にも達していることから、感染しているパソコンは中国本土を中心に数十万台を超えるのではないか、と見られています。
また、これまでのウイルスと異なる点として、感染したMac OS搭載のパソコンにUSB接続をするとiPhoneにも感染する点が挙げられます。
本ウイルスについては現地時間5日にセキュリティ関連企業であるPalo Alto Networksが存在を発見し、警戒されていました。
中時電子報の報道によると、今回の逮捕者は3名で、テクノロジー企業であるQihoo 360 Technologyの捜査協力によって13日に逮捕に至ったようです。また、すでに問題の「Maiyadi App Store」というアプリストアは閉鎖されています。
一昔前は、ユーザー数の少なさからMac向けのウイルスの数はかなり少なかったものの、iPhone発売以降着実にMacユーザーは増加傾向にあり、並行してウイルスも目立つようになっています。本サイトでもご紹介している通り、アプリは基本的に(必要に迫られない限りは)Apple公式のApp Storeからインストールすることをおすすめします。
参照元:中時電子報
執 筆:クロス