2014年11月17日13:20公開 / 2014年11月24日13:21更新

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iPhone6/6 Plusのメモリが1GBしかない理由

iPhoneのメモリが1GBしかない理由


 
iPhone6/iPhone6 Plusは、搭載メモリは1GBながら、2GBや3GBのメモリを搭載するAndroid陣営の上位モデルより処理速度が高速となっています。この理由は、AndroidとiOS端末の根本的な違いにありました。

iPhone6がメモリ1GBでもAndroid端末より高性能な理由

iPhone6/iPhone6 Plus処理速度を主要スマートフォンと比較したベンチマークテストの結果、iPhone6/6 Plusは、メモリを多く搭載したサムスンのGalaxy S5などの端末より処理速度が速いことが明らかになっています。
 
iPhone6/6 Plus ベンチマークテスト 性能
 
iPhone6/6 Plusのメモリ容量は1GBですが、大容量のメモリを搭載したAndroid端末よりも処理速度が速いのは、OSの内部設計の違いに理由があるとQuoraに掲載され、話題になっています。
 
AndroidはJavaで動作する構造上、「ガーベージ・コレクション(直訳するとゴミ集め)」という処理を行う必要があります。一方、iOSはガーベージ・コレクションが不要であり、少ないメモリでも高速処理が可能となります。
 
Android端末の上位モデルが2GBや3GBのメモリを搭載しても、iPhoneの処理速度に勝てないのは、ガーベージ・コレクションにメモリを割かなくてはならない制約のためです。

数値上のスペックだけで性能は測れない

メモリを多く搭載すれば、消費電力が増加し、バッテリーの動作可能時間が短くなります。消費電力を補うためにバッテリー容量を大きくすれば、端末が大きく重くなってしまい、使い勝手に影響します。
 
アップルは、iPhoneで数値上のスペックを追わずに、快適な高速処理と使い勝手の良さを両立していると言えるでしょう。
 
数値上のスペックだけが性能ではない、という意味では、スマートフォンのカメラ性能を比較したテストでも、1,000万画素以上のカメラを搭載するAndroid端末よりも800万画素のiPhone6/6 Plusのほうが高性能であることが明らかになっています。
 
Mobile-Graph
 
 
参照元:QuoraCult of Mac
執 筆:hato

カテゴリ : iPhone6, iPhone6 Plus, 最新情報   タグ : ,
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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