2014年11月17日 12時33分
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中国のApp StoreでUnionPay(銀聯カード)が利用可能に!
Appleは本日、中国のApp StoreにおいてUnionPay(銀聯カード)を支払いオプションに追加したと発表しました。
同カードは中国のクレジットカードブランドで、中国国内外において発行枚数は40億枚を超えるとされています。
中国市場における起爆剤となるか
Appleは、本件について”UnionPay(銀聯カード)は中国において最もポピュラーなカードで、(今回の追加により)自分の好きなアプリを購入するためにより簡潔でより便利な方法をApp Storeのユーザーに提供できる”としています。
日本では比較的聞き馴染みのないUnionPay(銀聯カード)ですが、同カードは世界で最も多く発行されているクレジットカードとなっています。我々日本人にとってポピュラーなVISAカードが世界で20億枚であるのに対して、UnionPay(銀聯カード)はその数40億枚以上と、倍の発行枚数を誇ります。
最近では日本でも(観光客向けに)レストランや百貨店などでUnionPay(銀聯カード)を利用可能な店舗が増えています。中国人ほぼ全員がこのカードを所持、利用しているといっても過言ではないほどの発行枚数であることから、中国からの観光客を相手にするビジネスでは無視できない存在となっています。
AppleはiPhone6/6 Plusシリーズの好調が伝えられていますが、中国市場においては一部の富裕層を除くと、現地メーカーであるXiaomiなどに押されて、さほど普及率が上がっていない現状があります。
中国の国民的カードであるUnionPay(銀聯カード)を支払いオプションに追加した今回の対応が、こうした現状を打破する起爆剤となるかが注目ですね。
参照元:Apple
執 筆:クロス