Apple Watch用のチップ「S1」いよいよ製造開始、3,000万~4,000万台出荷予定か
2015年初めに発売が予定されている、Apple Watchに搭載されるプロセッサーの本格的な製造が始まる模様だと台湾のDigiTimesが報じています。
本格生産開始、3,000~4,000万台出荷か
今回、製造が開始される初期ロットから判断して、アップルは3,000万~4,000万台のApple Watchを出荷するのではないかとサプライチェーンは試算しています。これまでのスマートウォッチとの比較では、SamsungのGalaxy Gearが発売後の最初の2カ月で80万台を販売しています。
Apple Watchは新たな「S1」チップを搭載
アップルは、現在iPhoneやiPadなどで一つのチップ上にすべてのコンピューティングシステムを搭載する、Aシリーズチップを開発していますが、Apple Watchでは高度なシステムインパッケージ(SiP)技術を採用しています。
Apple Watchに搭載されるチップは「S1」と呼ばれ、腕時計という非常に小さなスペースに、複数のサブシステムを何層ものシリコンで積み重ねたアップル独自の設計となっています。
「S1」チップの技術的な詳細は依然不明
アップルはこのS1チップを業界初であるとは発表しているものの、その詳細についてはほとんど明らかにしていません。Apple Watchが発表された9月のメディア向けイベントでも、アップルの製品デザインを担当する上級副社長のJony Ive氏は、さまざまな環境変化からS1チップ自体を保護するため、全体を樹脂で覆っていると説明していました。
多くの新しいテクノロジーを搭載
Apple Watchは、新たに開発されたS1チップをはじめ、軽いタップと深く押す操作を識別するForce Touch機能を持つRetinaディスプレイ、Wi-FiとBluetooth接続、Taptic Engineと呼ばれるリニアアクチュエータを内蔵しています。また、Apple Payに対応したNFC、ワイヤレス充電機能、そしてデジタルクラウンと呼ばれるOSナビゲーションを搭載しています。
Apple Watchの発売日については、公式には「2015年初め」なのですが、来年のバレンタインデーともいわれています。アップルの小売及びオンライン部門担当の上級副社長Angela Ahrendts氏は、店舗向けのメッセージで発売日は「春」になると伝えており、正確な日程ははっきりしていません。
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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