GoogleがChromebookの一般向け販売を開始!iTunesは利用可能?
検索エンジン大手のGoogleは、本日Chromebookの一般向け販売を開始する事を発表しました。
本日より、DELL製のChromebook11が、13日よりAcer製のC720 Chromebookが大手家電量販店などを中心に発売されるとしています。これまでは法人・教育機関などへの販売に限られていましたが、ようやく一般のユーザーも購入が可能になるようです。
Chromebookとはどのようなものか
ChromebookとはGoogleの独自OSである、「Google Chrome OS」を搭載するノートパソコンのことを指し、アメリカやカナダなどではすでに一般向けの販売も開始されています。
全ての作業はWeb上で提供されているGoogleのアプリケーションなどを通じて行うため、スペック的には市場で販売されているノートPCと比較すると低いものが多いのが特徴です。
今回、Amazonでは同PCの特設サイトが展開されており、Chromebookが以下のように説明されています。

Amazonで展開される「Chromebook ストア」より引用
なお、本日から発売されるChromebook11と13日より発売されるC720 Chromebookのスペックは以下の通りです。

Amazon「Chromebook 製品比較表」を引用
iPhoneなどのiOSデバイスとの相性は?iTunesは使える?
Appleが提供するiTunesは、現状Windows、Mac OSへの互換性しかありません。先述の通り、ChromebookにはGoogleの独自OSである「Google Chrome OS」が搭載されているので、ChromebookでiTunesは利用できない、と言えます。
これについてはGoogleがサポートページを用意しており、以下の通り明記されています。
現時点では Chromebook での iTunes のご利用はサポートされていません。お手持ちの音楽コレクションは、Google Play ミュージックに移動してお楽しみいただけます。無料のサービスである Google Play ミュージックを使用すると、Mac、Windows、Android、Chrome OS、iOS のデバイス上で、サードパーティのアプリを利用してウェブ経由で音楽を聴くことができます。
サードパーティのアプリを活用すれば、iPhoneなどのiOSデバイスでもウェブ経由で音楽などを楽しむことはできますが、iTunesにバックアップを残したい場合などは、Chromebookでの対応ができない、ということになります。
海外での発売当初から言われていたことですが、スペック的にも、基本的にはネットPCとしての利用がメインになりそうな端末ですね。しかし、移動が多い方などにとっては、セカンドPCとしての価格面の安さと起動の速さなどは大きな魅力となりそうです。
参照元:Google、Amazon
執 筆:クロス