人気回転すしチェーン「スシロー」の運営会社は2月1日、SNSで拡散された迷惑動画に対する状況および方針について公表しました。迷惑動画を撮影した当事者から謝罪を受けたものの、刑事および民事で厳正に対処すると表明しています。
スシローでの迷惑動画
スシローでは2023年1月下旬、共用の湯飲みを舐めまわしたり、レーンを流れる寿司に唾液をつけたりする迷惑動画がSNSに投稿されました。運営会社によると動画が撮影された店舗は岐阜県岐阜市に位置する「スシロー 岐阜正木店」です。
運営会社は2023年1月30日にプレスリリースを発出して当該迷惑行為は「顧客との信頼関係を損なう重⼤な事案」との認識を示し、調査の上で厳しく対処する意向を表明しました。
2月1日のプレスリリースでは、1月31日午後に警察署に被害届を提出したことや、迷惑動画の当事者（加害者）とその保護者から謝罪を受けたことが明らかになりました。
スシローの運営会社は、加害者からの謝罪にかかわらず、刑事、民事両面で厳正に対処する方針を表明しています。
加害者や保護者の謝罪を許さず、損害賠償を求める民事訴訟を準備しているものと推察されます。なお、被害届を取り下げていないため、警察や裁判所の判断によっては加害者が逮捕される可能性もありそうです。
なお、謝罪に保護者が同伴していることから、迷惑動画の当事者は未成年であることが明らかになりました。
加害者は、今後司法当局による捜査を受けて起訴されるリスクを負うとともに損害賠償を求める民事訴訟に直面することになると推察されます。
SNSで目立つために、軽い気持ちで迷惑行為を実施したものと思われますが、今後支払う代償は大きいものとなりそうです。
Source:あきんどスシロー (1), (2)
(seng)