次期12インチMacBook Air向けインテルの新しいCore Mチップ出荷開始か
ほとんどのMacに搭載されるインテルの次世代Broadwellプロセッサーは、2015年初め、またはそれ以降にしか出荷されないとされていますが、インテルはCore Mと呼ばれる、この超省電力の次世代プロセッサーの少量出荷を数カ月前に行っています。
Core Mは次期MacBook Airに搭載
新しいCore Mは4.5Wと非常に省電力で作動するため、次世代のファンレスPCやタブレットに搭載されることになると予想されています。また、アップルがリリースするのではないかとされるファンレスで薄くなる、12インチのRetinaディスプレイを搭載する次期MacBook Airへの搭載が見込まれています。
インテルは9月初旬、既に複数のCore Mプロセッサーである、ベース800MHz、Turbo Boost使用時2GHzの5Y10/5Y10a、さらにパワフルなベース1.1GHz、Turbo Boost使用時2.6GHzの5Y70からなる初期出荷を行っています。しかし、CPU Worldが指摘しているように、インテルはCore Mファミリーへ密かに、いくつかの新しいオプションを追加しているようです。
次期MacBook Airに向けて出荷を調整中か
インテル社内のロードマップではこれらの新しいチップは2015年初めに出荷が予定されているのですが、同社のプロセッサーデータベースには今年第4四半期に出荷と記されています。
これらの新しいプロセッサーのうち、以下の表にあるハイエンドなプロセッサーの1.2GHz、Turbo Boost時2.9GHzで動作する5Y71、ミッドレンジの5Y51と5Y31、ローエンドの5Y10cをアップルは既にテストしていると思われます。CPU Worldが指摘しているように、新しいCore Mファミリーのプロセッサーは初期出荷分に比べ、グラフィック性能が改善され、GPUの処理速度も速くなっています。
初期出荷分のCore MプロセッサーはLenovoのYOGA 3 PROに初めて搭載され、既に発売されていますがパフォーマンスは今ひとつの評価で、これがプロセッサーに起因するものなのか、Lenovoの設計によるものなのかは、はっきりしません。しかし、初期出荷分から改善された新しいCore Mプロセッサーは省電力のまま十分に性能を発揮できるのではないかと期待されます。
仕様の詳細は決まり、リリースはインテルの対応次第か
インテルの新しいCore Mを搭載する12インチのMacBook Airは既に詳細の仕様も固まり、2015年中頃にリリースされると予想されていますが、今のところはリリース時期ははっきりしません。しかし、インテルがCore Mの出荷を早めることになれば、次期12インチMacBook Airは来年初めにも登場する可能性があります。
これまでも、次期MacBook Airが発表されるのではとの予想もありましたが、来年初めにリリースすることになれば、アップルはApple Watchの発売と同時にメディア向けイベントを開催し、発表するのではないでしょうか。
参照元 : MacRumors
執 筆 : リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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