さよならMacworld/iWorld ~2015年開催は中止に
米IDG World Expoが主催する、Apple製品の発表および展示が行われてきた「Macworld/iWorld」が、2015年は開催されないことが明らかになりました。
Macworld、長い歴史に幕を下ろす
Macworld は1985年にカリフォルニア州サンフランシスコで初めて開催されて以来、Appleの新技術や新製品の発表の場として注目を集めてきました。2005年まではアメリカでは1月にサンフランシスコで、夏には東海岸でと、年2回開かれています。東京で開催されていた時期もありました。
しかし2002年、夏の開催場所をめぐり、ボストンを主張する主催者のIDGと、ニューヨークでの開催を求めるAppleとが衝突。2004年に7年ぶりにボストンで開かれた際には、Appleは出展しませんでした。
Appleの撤退が引き金に
そしてAppleは2009年1月を最後にこのイベントから完全に撤退。以降は世界開発者会議(WWDC)で、Macworldのように一般ユーザーを対象にするのではなく、参加者をメディアや専門家に絞り、新技術や新製品発表を行っています。
Appleが参加を取りやめてからは、Macworld Expoの規模も縮小傾向をたどり、2012年には「Macworld Conference & Expo」という名称から、現在の「Macworld/iWorld」へと変更しました。
IDGは今後も、ビジネスにおけるApple製品導入に焦点を当てたイベントMacITは主催するとしており、数週間以内に詳細を発表する見通しです。
参照元 : IDG World Expo
執 筆 : lunatic
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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