アップル、「GTの破産申請は意外だった」
アップルは現地時間8日、ロイター通信に対し、「GTアドバンスド・テクノロジーズの破産申請に驚かされた」と述べていたことがわかりました。
アップルも予測していなかった?
アップルはGTが6日に破産申請をしたことに驚いており、次のステップを検討中だとロイター通信に伝えています。
GTはアップルの資金援助のもと、アリゾナ州の工場でサファイアクリスタルのディスプレイ製造を行っていました。今回の破産申請の理由は公にされていません。
アップルのChris Gaither広報担当は「GTの驚くような決断により、今はアリゾナでの仕事を維持することに集中している。次のステップを検討しつつ、州および地元関係者と引き続き協力していく」と述べています。
持ち株売り逃げのCEO
GTの株価は、iPhone6/6 Plusがサファイアガラスディスプレイを搭載しないことが判明した直後に大幅下落しました。また同社の最高経営責任者(CEO)であるThomas Gutierrez氏が、iPhone6の発表に先駆けて9,000株もの持ち株を売却、いわば売り逃げしたと報じられています。
アップルはアリゾナ工場稼操業のため、GTに総額5億7,800万ドル(約625億円)を4回に分けて支援する約束をしていましたが、最後の1億3,900万ドル(約150億円)を支払っていなかったことが明らかになりました。GTが約束していた製造目標を達成していなかったためと見られています。
参照元 : Reuters、Cult of Mac
執 筆 : lunatic
iPhone Mania編集部
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