iPhone6/6 PlusをMNPする場合は料金の二重支払いに注意!
販売好調のiPhone6/6 Plusですが、中には仕事などで忙しく、しばらく取り置きをしている方もいらっしゃるかと思います。実はiPhone6/6 PlusをMNP(番号そのままでキャリア変更)で購入しようとしている方は、注意すべきポイントがあります。
定額プラン料金 二重支払いの可能性
ドコモ、auとソフトバンクは、締日が異なります。公式HPを確認すると、ドコモとauは1日から末日が請求の区切りで、ソフトバンクは前月21日から当月20日が請求の区切りとなっています。
現在、各社とも基本プランに関しては解約時に日割り計算が適用されますが、パケット定額サービスや電話のカケ放題などの定額サービスについは、基本的に解約時に日割り計算となることはありません。
また、各キャリアによって、MNP/新規契約者が自社のキャリアと契約する際の方針は異なります。特徴としては、
・ソフトバンクは新規契約の場合もパケットや通話の定額サービスは日割り計算をしない(ホワイトプラン等に関しては日割り計算あり)
・ドコモ、au は新規契約/MNPの場合、定額サービスに関しても日割り計算をする
例えば上の締日の表から試算すると、現在auまたはドコモでLTEや通話の定額プランを契約している場合で、ソフトバンクに乗り換える場合は、21日を過ぎたあたりにソフトバンクと契約するのが良い(もっとも損が少ない)、ということになります。
20日にauからMNPでソフトバンクと契約すると(両社でパケット定額プランに契約の場合)、当月分のauのパケット通信料満額(LTEフラット:5,700円)がかかると同時に、ソフトバンクのパケット通信料満額(パケットし放題フラット:5,200円)を支払うことになります。
契約更新月以外の解約だと、別途解約料金が必要な上に、MNPによる転出手数料や、新キャリアでの契約時の事務手数料もかかるので、これはかなり出費として痛いですね。
逆にソフトバンクからauまたはドコモにMNPで乗り換える場合は、転出先のau/ドコモで各種料金の日割り計算が実施されますので、ソフトバンクとの請求満了日である20日にau/ドコモと契約するのが良い、ということになります。
ソフトバンクの締日には例外あり
ちなみにソフトバンクでは例外的なパターンとして、家族割引の適用があります。ソフトバンクでは過去に、締日が10日または30日を締日とする時代があり、その時点で契約をしている家族がいる場合は、この家族割引の適用によって、自分の締日も同様に10日または30日を締日とする契約になりますので、上で実施したシミュレーションとは若干異なってきます。
家族割引を適用する場合は、代表回線としてその家族の回線を指定することになるため、支払いも代表回線契約者に一極化されるのでその点は注意が必要です。
執 筆:クロス
iPhone Mania編集部
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