【レビュー】話題の日本語入力ソフトATOKを早速使ってみた!
ジャストシステムは22日、iOS8に対応した日本語入力ソフトATOK for iOSを発売しました。
数ある文字変換アプリの中でも、かなり長きにわたって好評価を得ているATOKなので、今回は期待を込めて、実際にインストールし、使用してみました。
文字変換の能力はさすが!
アプリをダウンロードしたら、チュートリアルに沿ってキーボードの設定をして完了です。上の画像の様に、キーボードからATOKを選択して利用します。
メーカーコメントによると、今回の「ATOK for iOS」には、Mac版のATOKと同等の高性能変換エンジンをiOSでは初めて搭載している、とのことです。
メーカーコメントの通り、文章の流れや特徴を読んで、「内蔵」と「内臓」の使い分けにも対応してくれました。
長文を打った際にもATOK側が文節を判断して、文字を文節ごとに区切って変換する機能がかなり使えます。ATOK側が文節を取り違えた際には、左や右に区切りをずらすことも可能です。
iPhoneのカーソル移動は細かな操作が難しいですが、「ATOK for iOS」ではカーソル移動やペースト入力がキーボードから行えるので、ミスタッチによる誤入力、誤って削除ということが減ると思われます。
顔文字も充実しており、こだわりの強いユーザー以外は満足できる個数が揃っていると思います。
文字入力の窓が小さい
今回の「ATOK for iOS」、残念なポイントとしては、インライン変換ができないこと、そして変換に使用する窓がかなり小さいことです。
インライン変換とは未変換状態の入力文字列を逐次表示しながら変換する事を言い、iOS標準搭載のキーボードであればこれが可能です。この問題についてジャストシステムは、Appleの仕様上の問題としています。Appleには改善を急いで欲しい部分ですね。
またそれに伴い、入力した文字は入力窓の中で変換候補を確認しないといけないのですが、これが小さくて全く見えないのも残念です。確かに変換結果は出ているから良いものの、筆者にとってはなんだか不自然な気がしてなりません。
全体を通した感想としては、「かなり使いやすいけれど、(Apple側に)改善の余地あり」という結論です。変換に関してはなんら問題は感じませんが、やはり課金をするからには、標準アプリでできることは最低限クリアして欲しいです。
アプリの導入に関しては、非常にシンプルでわかりやすいチュートリアルが用意されていますので、導入を考えるユーザーにはとても親切です。上の不満を特に感じない方は、文字入力が飛躍的に進化しますので、導入してみるのはありだと思います。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
参照元:App Store
執 筆:クロス
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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