アップル、既存Apple TVこっそりHomeKit対応、新製品も間近か?
アップルは先日一般に公開したiOS機器向けの基本ソフトiOS8アップデートとともに、AppleTVのソフトウェアアップデート7.0を公開しました。今回のアップデートではAppleTVのユーザーインターフェースの改善やBeats Musicアプリへの対応などを行っていますが、現行の第3世代のAppleTVでは家庭内での「スマートホーム」のプラットフォームであるHomeKitにもひっそりと対応しています。
アップル、HomeKitへの対応の告知なし
ForbesのAaron Tilley氏によりますと、AppleTVのHomeKitへの対応はAppleTVソフトウェアアップデート7.0のベータ版で既に行われていましたが、今回の正式アップデートで、第3世代AppleTVがHomeKitに対応したようです。しかし、アップルは公式ページでのアップデートの説明でHomeKitへの対応については何も記述していないと伝えています。
家庭内ではApple TVがHomeKitのハブ機能を提供か
HomeKitは「スマートホーム」を可能にするホームオートメーションシステムや関連機器を、ユーザーがiPhoneなどのiOS機器から簡単に操作ができるようにするフレームワークです。また、HomeKitはアップルが初めて家全体に導入するシステムと考えられており、iLightやiLockといわれるような、HomeKitに対応する照明器具や鍵などの開発につながっていくと予想されています。
既に数百万世帯でプラットフォームは稼働可能
今年6月にAppleInsiderはアップルのHomeKitに対応する機器がAppleTVになるのではないかと予想しており、以下のように考えていました。
Wi-Fiネットワークに接続されている次世代の第4世代AppleTVが家庭に導入され、このAppleTVがHomeKitに対応すれば、寝る時に照明を消したり、エアコンの温度調整をSiriを通じて行うことが可能になります。さまざまな関連機器メーカーがHomeKitに対応する照明機器やサーモスタットを用意すれば簡単に連携が実現するのです。
10月にはHomeKitに関連する新製品も発表か
今回、第3世代のAppleTVがHomeKitに対応したことで上記のような予想が実現することが確実となってきました。第3世代のApple TVは既に何百万台と出荷されており、既に家庭内に設置されています。アップルはHomeKitを発表した6月のWWDC(世界開発者会議)以降、関連する情報を一切明らかにしていません。
アップルはHomeKitに関連する新製品を開発しているとの報道もあり、噂されている10月のメディア向けイベントに向けて何らかの準備をしているものと考えられます。
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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