【注意】iOSをアップデートする前に『不具合』の対策をしておこう!
9月9日(日本時間10日)の発表イベントで、次期iOS8のリリースが9月17日(米国時間)と発表になりました。もうすぐなので楽しみしている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
iOSのアップデートは決して難しいものではないのですが、iOSアップデート時にデータが消えてしまったという不具合が発生する場合がありますので、しっかり対策をしておくことが重要になります。アップデートに慣れた方でもiPhoneの予期せぬ動きで失敗する可能性もあります。
そんな時に困らないように事前に準備しておくと良いことをまとめてみました。iOS8アップロード開始時刻は9月18日午前2時(日本時間)となる見込みです。
【注意】iCloud Driveへの移行
iOS8から、新たにiCloud Driveという新機能が開始されます。これはiCloudを更に使いやすくしたクラウドファイル保存サービスで、有名な所ではDropboxなどがあり、iCloud DriveもWindowsからもアクセスできるなど、非常に便利な仕様になっています。
しかし、iOS8のアップロードをする際にこのiCloud Driveを有効化してしまうと、iOS7やMacとの同期機能が使えなくなってしまう可能性があります。
iPhoneのみを単体で使っている方なら問題なさそうですが、iCloud DriveはiOS8とOS X Yosemiteのみで使えるという事なので、Macやその他のiOS7以下の端末などを使っている場合、同期ができなくなってしまうかも知れません。実際にアップデートが始まってみないと確定とお伝えするのが難しいところですが注意しましょう。
【追記】2014年9月18日3:00
ダウンロード完了しました。フローと()内は所用時間です。「①同意書(5秒)」>「②ダウンロード(25分)」>「③インストール(20分)」>「④再起動(1分)」>「⑤初期設定」>「⑥完了」18日2:00にダウンロードを開始して、2:47頃に完了しました。画像はiCloud Driveの設定画面です。
バックアップをとろう
基本的なことですが、はじめてアップデートする方はすっかり抜け落ちてしまう危険性があります。9月17日のリリース日などは、たくさんのアクセスにより未完のまま進まなくなって、データが破損してしまう危険性があります。バックアップを必ず取りましょう。方法は次の2通りです。
1.PCでバックアップをとる
PCでのバックアップはiTunesを使います。itunesのデバイス情報に「今すぐバックアップ」があります。バックアップデータは、PC内に保存されますので、不具合が発生してしまったらPCに接続してiTunesの「バックアップを復元する」から復元できます。
2.iPhoneからバックアップをとる
「設定」→「iCloud」→「ストレージとバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」をタップ。
iPhone上からバックアップが取れるので、PCが側になくて急いでいる時などには有効な手段です。しかし、iCloudは容量が限られていることと、通信環境によって安定度が変わるので、できるだけPCでバックアップを取ることをおすすめします。
iCloudでとったバックアップデータは、iPhoneで操作して復元できます。
「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定の消去」→「iPhoneを消去」をタップすると復元の選択肢が出てきます。
要らないアプリを整理しよう
データ容量が少なくなっていると、アップデートに時間が掛かってしまう可能性があります。要らないアプリを整理しましょう。写真や音楽データもできるだけ消しておきましょう。
逆にあえてリリース日を避けるという心構え
喜び勇んでアップデートを始めても、混雑で思うように進まなかったり、不具合でデータが消えてしまったら、せっかく楽しみにしていたのに残念なことになってしまいます。少し時間を置いてからアップデートするというのもひとつのリスク回避策です。アップロードはwifi環境で可能となります。
しかし、やっぱり当日にみんなより早くアップデートしたいユーザーは多いはずです(筆者は間違いなく落とします!)。そんな方に少しでも参考になれば幸いです。
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執 筆:TOM
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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