iPhone6のサファイアガラス未搭載は仕上げ工程でのトラブルが原因
iPhone6のディスプレイにサファイアガラスが採用されなかった理由として、サファイアガラスの仕上げ工程に問題があったためと、アナリストが報告しています。
結局iPhone6には搭載されず
iPhone6のディスプレイカバーにはサファイアガラスが採用されるという説は、さまざまなメディアによって繰り返し報じられてきました。一方で搭載は難しい、5.5インチのiPhone6 Plusにのみ搭載されるという報道もありましたが、ふたを開けて見れば結局今回の搭載は見送られたことが判明しました。
iPhone6がサファイアディスプレイを搭載していないことが明らかになったのを受け、アップルと同ディスプレイの製造で提携しているGT Advanced Technologiesの株価は下落しました。
サファイアガラス未搭載はGTの責任ではない
しかしGT Advanced Technologiesに詳しいアナリストのMatt Margolis氏が10日に公開した最新報告書によると、GT Advanced Technologiesは計画通りサファイアガラスを製造、仕上げ工程を担当する中国のLens Tech社とBiel社に納品しており、問題はその仕上げ加工にあったということです。
ディスプレイの縁の仕上げの歩留まりが25%以下にとどまっていることを把握したGTは、8月5日に公表した2014年の業績予測を引き下げた、とMargolis氏は見ています。
iPhone6分サファイアガラスはApple Watch向けに加工
iPhone6に搭載されなかった分のサファイアガラスは、Apple Watch向けに加工されている模様です。そのため当面の間、Apple Watch用カバーはすべてアリゾナ州メサの工場で製造される見通しのようです。
「iPhone6s」でサファイアガラスが搭載?
今回iPhone6にサファイアガラスが搭載されなかった件が、GTとアップルとの契約にどのような影響を与えるかはわかっていません。ただしサファイアガラスディスプレイは、期待度がかなり高かった特徴だけに、仕上げ工程の問題が解決されれば、iPhone6の次のバージョンに搭載される可能性があります。
参照元 : Wall Street Forensics
執 筆 : lunatic
iPhone Mania編集部
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