ドコモ、新プランのデータLパックを9月19日(意味深)から開始!
ドコモが9月8日付で新料金プランの改良を発表しています。変更点はデータ繰越制度の導入、追加購入データの利用期限延長、個人プランに8GBのデータLパック追加となります。
データ繰越はソフトバンクに追従
データ繰越制度の導入はソフトバンクがすでに導入しているプランに合わせた形になります。他社のプランで優位な部分には追従するのがマーケティング的なセオリーです。このセオリーに沿ってiPhone6の発表、発売を控えてドコモは動きました。
また地味に利用者のメリットとなりそうなのが、追加で購入したデータ量の利用期限が「月末」から「翌月末」になることでしょう。これまで月後半にパケット上限に達すると、追加で購入しても結局追加分を余らせてしまうこともあったでしょう。利用期限を翌月末としたことで、そうした不便さを解消できています。
データLパックは9月19日から開始!
また、今まで個人で申し込む場合は2GBプランか5GBプラン、もしくはシェアせずに10GBプラン以上を申し込む必要がありました。新設されたデータLプランはデータ量を8GBと設定しており、今まで7GBくらいを使っていた人にぴったりなプランとなりそうです。
既にauはパケット上限を細かく区切ったプランを発表しており、ドコモもそれに追随した形になります。そして注目すべきが、このデータLパックの開始が9月19日からとなっている点です。
これは明らかにiPhone6の発売日を睨んだ設定でしょう。ドコモは「カケホーダイとパケあえる」の発表以降、料金プラン競争では主導権を握ってきました。このiPhone6を睨んだ料金プランの設定でも一足早く発表することで、主導権の確保を狙っているのかもしれません。
iPhone6発表後は料金競争の第2ラウンドも
毎年、各通信キャリアはiPhone向けのプランを予約開始直前(もしくは直後)に発表するのが通例となっています。ドコモはそのギリギリの攻防に先制パンチを入れたとも見えます。
ドコモが新たにiPhone6発売日に合わせて料金プランを発表したことで、通信キャリアの料金競争も第2ラウンドに入った可能性があります。auもこれまでの料金プランを微調整すると発言しています。ソフトバンクだって黙ってはいないでしょう。
既に3社から出揃っている新料金プランは値上げとなる人も多く、すべての人が納得できるものではありませんでした。第2ラウンドではぜひ多くの人にとって値下げとなる方向に向かって競争して欲しいところです。
参照元: NTTドコモ、料金表
執 筆: KAZ
iPhone Mania編集部
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