アップルHomeKitに完全互換なElgato Eveはアップルの新製品と競合?
ドイツとアメリカのカリフォルニアを拠点とする家電アクセサリーメーカーのElgatoは、9月5日からドイツのベルリンで開催されるIFA2014(2014年国際コンシューマエレクトロニクス展)でアップルのHomeKitと互換性のあるスマートホーム機器のEve、照明システムのAveaの新製品をリリースする予定です。
HomeKitと完全互換のElgato eve
今回リリースされるElgato Eveは新製品ラインアップの中でも最も注目される製品です。Eveはeve room、eve weather、eve water、eve door&window、eve smoke、eve energyなどの複数のセンサーを利用し、自宅の空気の状況、温度、湿度、気圧や使用する電気や水の消費量をモニターすることが可能となっています。これらのセンサーはBluetoothで接続され、測定したデータをiPhoneやiPad上のElgato Eveアプリでレポートとして見ることができるようになっています。そして、この製品の一番のセールスポイントがアップルのHomeKitと完全に互換性があるというところです。
アップルは今年の6月にWWDC(世界開発者会議)でiOS8上のプラットフォームであるHomeKitを発表しました。HomeKitの目標は、自宅にあるホーム機器を一元的に管理し、容易に操作可能にすることです。
HomeKitで連携する機器はSiriで音声操作も可能
今月、iPhone6と共に次期iOS8がリリースされ、HomeKitが利用できるようになれば、さまざまなメーカーが製造する、鍵、照明器具、カメラ、ドア、サーモスタット、電源コンセント、スイッチなどの機器を、iOS8を搭載するiPhoneやiPadで操作可能になります。もちろん、デジタルアシスタントのSiriを使った、音声による機器の操作も可能になります。
アップル、今回のEveと競合する製品を開発中か?
実はアップルは以前よりセンサーを搭載したスマートホームで「主流となる製品」を開発しているのではないかと噂されており、今月9日に開催されるメディア向けイベントで次期iPhone6と共に発表される可能性もあります。
今回のElgato Eveの新しい製品ラインナップは、アップルが発表する新製品と競合する可能性が十分にあります。
Elgato AveaはiPhoneで操作可能な照明システム
また、Elgato AveaはiPhoneで操作可能な照明システムであり、LED電球にPhilips Hueを採用しているようです。iPhoneなどのiOS機器にインストールされたAveaの専用アプリから、Bluetooth経由で照明を直接操作できるようになっています。
アップルのHomeKitのプラットフォームを活用したさまざまな機器が今後数多く発表されれば、これまでよりもさらにiPhoneの活躍する機会が増えそうです。
参照元 : 9to5Mac
執 筆 : リンゴバックス
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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