ソフトバンクのiPhoneがトップ10陥落、あの新機種がランクイン!
iPhone6の発表を間近に控えた8月最終週(8月25日〜31日)、携帯電話の販売ではちょっとした異変があったようです。これまでBCNの携帯販売ランキングでずっとトップ10にランクインしていたソフトバンクのiPhoneがランキングから消えました。
ずっとソフトバンクを支えてきたiPhoneがトップ10から消えるのは異例です。このランキングの変化からはソフトバンクの販売戦略全体の変更も見え隠れし、非常に興味深いものになっています。
新機種ランクインでiPhone6と競合?
既にiPhone6発売の具体的な日程も固まりつつある現状で、まもなく旧モデルとなるiPhone5s/5cに勢いがあるわけではありません。しかしそれでも売れるのがiPhoneであり、ソフトバンクのiPhoneがトップ10から姿を消すのはやはり珍しいことです。
代わってランクインしたソフトバンクの端末が「AQUOS CRYSTAL」です。フレームレスの画面以外にも、日米での共同調達、木村拓哉さんをイメージキャラクターに起用し、本格高級スピーカーを付属するなど話題性の多い新機種です。
テレビやネットでの宣伝も活発に行われ、ソフトバンクは新機種のスタートに勝負をかけていたようです。その結果がiPhoneを押しのけて5位へのランクインにつながったのでしょう。
iPhoneを押しのけるような販売戦略は今までのソフトバンクの姿勢とは違うように見えます。ソフトバンクといえば何が何でもiPhoneでしたが、今回はiPhoneの機種変需要を奪ってしまう時期に大々的な販売促進策をとっています。
”iPhoneだけ”から脱皮できるか?
ドコモ、auでもiPhoneを扱うようになり、ソフトバンクはiPhoneだけで販売量、契約数を維持することが難しくなってきたのかもしれません。それを受けてAndroid端末へと手を広げる方向に戦略も修正されているのでしょう。
近い将来、ソフトバンクとSprintでXperiaの取り扱いも始まるようです。機種のラインナップはドコモ、auと同じようになっていく模様です。その同一化に向かう中で、ソフトバンクがどのような特徴を出していくかに注目です。
参照元: BCN
執 筆: KAZ