2014年8月28日17:35公開

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AppleのiWatchに対抗、LGとSamsungが新たなスマートウォッチを発表

G Watch R


Appleが次期iPhone6と同時にiWatchを9月にもリリースすると報じられていますが、韓国のLGは新たに円形の腕時計型のG Watch Rを、またSamsungは3Gネットワークに接続するGear Sというスマートウォッチをそれぞれ発表しました。

LGのG Watch RはIFA2014で発表


LGの新しいスマートウォッチG Watch Rは、9月5日からベルリンで開催されるIFA(国際コンシューマエレクトロニクス展)でリリースを予定しているようで、YouTube上でのティーザー広告で円形のディスプレイを搭載していることが明らかになりました。

LGは古風な腕時計スタイル

Engadgetによりますと、G Watch Rは完全な円形の1.3インチディスプレイを搭載し、320×320ピクセルのプラスチック有機ELディスプレイを採用している模様です。また、これまでのSamsungのスマートウォッチ、Gearシリーズや先行するPebbleのようなモダンなスマートウォッチではなく、どちらかというと古風な腕時計のようなスタイリングとなっています。
 
LGは3月に四角いディスプレイを搭載した同社初のスマートウォッチであるG Watchを発表していましたが、今回のG Watch RはLGの製品ラインを補完することになりそうです。
 
G Watch Rの円形のディスプレイはMotorolaのMoto 360からヒントを得たのかもしれませんが、ひょっとしたらAppleのiWatchの影響なのかもしれません。LGはiWatchのディスプレイのサプライヤーと噂されています。

内部構造は初代G Watchとほとんど同じ

LGの初代G WatchはGoogleのAndroid Wearで起動する初めての機器の一つです。今回のLGのG Watch Rは完全な円形のディスプレイを搭載しており、これが非常にユニークでセールスポイントとなっているようですが、G Watch Rは初代G Watchモデルの外観のデザインを変えたリパッケージモデルであるとも言えます。

本体512MBメモリRAM、4GBストレージ容量

両モデルとも1.2GHzのQualcomm製のSnapdragon 400チップセットを使用し、本体は512MBのメモリRAM、4GBのストレージ容量、交換が可能なストラップを用意しています。これに対してiWatchの本体は512MB、ストレージ容量は8GBといわれています。
 
初代G Watchと今回のG Watch Rが違う点は、心拍モニター機能が背面ケースに搭載され、Moto 360と同様に竜頭部分が電源ボタンになっています。
 
LGのG Watch Rは今年10月以降に限定数量のリリースを予定しているようですが、Motorola、Samsung、そしてAppleのスマートウォッチと競合することになります。

Samsungも新たにGear Sをリリース

Gear S
 
一方、SamsungはスマートウォッチGear Sを新しくリリースしました。Gear Sは2インチサイズの曲面スーパー有機ELディスプレイ、心拍数センサーを搭載し、NokiaのナビゲーションシステムであるHEREを採用、バッテリーは2日間の継続使用が可能のようです。
 
今回のGear Sの最も優れている点は、3Gネットワークに接続できる点で、スマートフォンとの連携なしで電話やデータ通信が単体で利用可能になります。
 
今回のLGとSamsungの新たな2つのスマートウォッチは、9月9日にAppleがリリースすると予想されているiWatchと競合する製品となる模様ですが、果たしてどのような違いになるのでしょうか?
 
 
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス

著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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