アップルiPhone6、流出したM8コプロの回路図は環境センサーのもの

Bosch’s BMP280 barometric pressure sensor
アップルの次期iPhone6に搭載されると予想される、新たなM8モーションコプロセッサーのものと思われる回路図が流出したとお伝えしていますが、MacRumorsのフォーラムに、関連するコンポーネントに詳しいleecbaker氏が、回路図は新たなモーションコプロセッサーではなく、気圧高度センサーであると投稿していることがわかりました。
現在のM7モーションコプロセッサーはiPhone5s、iPad Air、iPad mini Retinaに搭載されているさまざまなセンサーを利用して、ユーザーの動作についての情報を収集することが可能となっており、次期iPhone6でも新たに搭載される健康やフィットネスに関連するセンサーと連動して、M7モーションコプロセッサーを改良した新たな「M8」モーションコプロセッサーが搭載されると予想されています。
公開された回路図はM8ではなく環境センサー
今回の投稿でleecbaker氏は、「公開された回路図にあるチップにはBMP282というパーツナンバーが記されており、これはBoschのBMP280という型番に似た環境センサーだと99.99%の確率で予想できる」と述べています。また、「もし、アップルがBoschに違うパッケージングや測定範囲のカスタマイズを依頼したとすれば、型番が変わる可能性は十分にある」とも述べています。
環境センサーと共にHealthアプリがさまざまな情報を提供
また、leecbaker氏は最新のiOS8のベータ版に採用されている健康関連のアプリHealthには、GPS機能、屋内外のナビゲーション機能、天気予報、高度測量、肺活量測定、肺機能測定など、Boschの環境センサーに合わせた非常に多くの機能が搭載されていると主張しています。
Boschの環境センサーのカスタマイズモデルか
MacRumorsのフォーラムの別の投稿者であるkdarling氏も、leecbaker氏の主張を支持しており、Boschの環境センサーのチップから出ている金属ピンも回路図に示されているとおりであり、現行のBMEシリーズは気圧測定の機能に限定されており、湿度や温度を測る機能は搭載していないと述べています。
今回のMacRumorsフォーラムに投稿された情報は、非常に理にかなっているように思われますが、一方でWeiboのGeekBarがお伝えした内容は間違っている可能性が高いことになります。GeekBarは前回も次期iPhone6が1GBのメモリ容量だとする間違った主張をしていました。
参照元 : MacRumors
執 筆 : リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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