iPhoneで7GB/月の制限を越えたらどうなるか?やってみた!
iPhoneがLTEに対応してから、動画もテザリングもとても快適になりました。その快適さは、そのまま通信量の増大につながります。大手キャリアの料金プランなら7GB以上の通信の場合、追加料金を払わないと速度制限の対象になってしまいます。
私もテザリングとYouTube、FaceTime、USTREAMの閲覧で、月半ばにして7GBを突破しています。大手キャリアのiPhoneでは下り、上りともに128kbpsに制限され、画像の表示にも時間がかかります。
こうした規制でもできること、できないことがあります。実際にまとめてみました。
制限されてもできること
1.FaceTimeオーディオ
これはできます。特に普段と変わることなく発着信、通話が可能です。音質もクリアで制限の有無にかかわらずFaceTimeオーディオは利用できます。同じようなサービスであるSkypeも音声通話だけなら可能です。
2.Twitterの閲覧
公式アプリで閲覧するのはなんの問題もありません。画像の表示は少し遅れますが、待てば表示されます。しかし動画の再生はままなりません。
3.スマホサイトの閲覧
これも問題なく可能です。スマホサイトは容量を小さくして表示を早くする工夫がされているので、制限下でも問題ありません。Yahoo! JAPANのトップページなんかもスマホ向けのサイトはすぐに表示されます。ただ、ここでも画像の表示には多少時間がかかることはあります。
4.メールやLINEメッセージの送受信
文章だけのメールやメッセージは問題なく使えます。ただLINEスタンプは表示に少し時間がかかる場合もあります。また画像や動画を受信した場合は閲覧できないケースが多いです。特に数MBといった添付ファイルを開くのはかなり時間がかかります。
制限されると動作が遅くなり、できなくなること
1.YouTubeの閲覧
これは無理です。ほとんど再生できません。動画のサムネイル表示すら不可能です。「接続が改善するまで、音声のみが再生されます」と表示され、音声だけが再生されてしまいます。その他の動画再生もほぼ不可能と言っていいでしょう。
2.FaceTime
制限下でもFaceTimeオーディオは制限下でも利用可能ですが、ビデオ通話を行うFaceTimeは利用できません。やはり通信速度が足りないようです。
3.Google Mapの利用
全く利用できないというわけではありませんが、地図の表示に時間がかかり、縮尺の変更や移動時のマップの読み込みが遅く、ストレスが溜まります。現在地は正確に表示されますが、やはり通常の通信速度で利用するのが一番です。ただAppleのマップは比較的容量が小さく、制限下でも利用できるので、地図を使いたいときはAppleのマップを使うのがいいかもしれません。
4.iTunes Match
これは再生できる曲、できない曲があります。再生レートが影響しているのかもしれません。再生できる曲は全く詰まることなく再生できますが、できない曲は細切れ再生になります。アルバムごとにできる、できないの差があり、一部再生できないアルバムがあるとランダム再生などの時に困ります。なので使えないと考えておけばいいかもしれません。
こうしてできる、できないの事例をあげましたが、基本的にはテキスト、音声の利用は可能、動画、画像の利用は不可という原則があります。その原則を覚えておけば、いざ制限されてもそれほど慌てることはないでしょう。今どれくらい使っているか確認できるアプリを使うのもお忘れなく。
執 筆:KAZ
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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