2014年8月21日00:13公開 / 2015年5月11日21:22更新

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ドコモiPhoneとフレッツ「セット割」解禁へ!総務省有識者会議が合意

ドコモiPhoneとフレッツ「セット割」解禁へ!


 
総務省の有識者会議が8月19日、ドコモiPhoneなどスマートフォンと、NTTの光ファイバーサービスの「セット割」解禁を認める方針を固めたとロイターが報じています。これにより、規制されてきたドコモとNTT東西の「セット割」が可能となります。

ドコモとフレッツの「セット割」実現へ

ロイターによると、総務省の有識者会議が8月19日、NTTグループへの規制緩和や、「格安SIMカード」を提供するMVNOの参入促進を定める中間整理案について大筋で合意しました。年内には答申がまとまり、必要な制度改正を経てドコモのiPhoneとNTT「フレッツ光」のセット割引が可能となります
 
KDDIやソフトバンクのセット割引
 
iPhoneなどのスマートフォンと自宅の固定回線のセット割引は、auの「スマートバリュー」、ソフトバンクの「スマホBB割」や「スマート値引き(4月で終了)」が提供され、特に家族単位での利用者囲い込みをはかっていました。一方のドコモは、国有公社にルーツを持つ規模の巨大さゆえに同様のサービスを提供することが規制されていました。
 
ドコモの携帯電話市場でのシェアが低下を続ける中、総務省は今年2月に有識者会議を設置し、NTT東西の光回線とのセット販売を容認するほか、携帯電話業界の競争環境を適正化する方針で議論を続けてきました。
 
ドコモとしては、規制緩和で携帯電話と固定回線のセット割が可能となれば、家族単位での顧客囲い込みが容易となるため、悲願とも言えるNTT東西との「親子タッグ」が実現することとなります。

「フレッツ光、月額1円」激安価格も

光ファイバーサービスも競争が激化し、大手価格比較サイト「価格.com」では「実質月額1円で最大69,820円キャッシュバック」などの割引価格が並んでいます。また、iPhoneなどスマートフォンの活用の幅が広がるため、スマートフォンユーザーの自宅への無線LAN導入率は6割を超えています(平成24年総務省調べ)。
 
フレッツ光には激安価格も
 
NTT東西の「フレッツ」は光ファイバーサービスの圧倒的シェアを誇ることから、他社からは「独占への回帰だ」と警戒する声も挙がっていますが、「ドコモのiPhoneとフレッツ光」の組み合わせが安くなることを歓迎するユーザーが多いのも事実です。
 
今回の規制緩和をきっかけに、ユーザーにとってメリットの多い制度が確立されることを期待したいところです。
 
■各社比較ページ
【3社比較】ドコモ光、スマートバリュー、SoftBank光、料金や条件を徹底比較
 
 
参照元:ロイター
執 筆:hato

著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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