iPhone6はサファイアガラスの採用により価格アップ?
THE WALL STREET JOURNALは現地時間14日の記事で、iPhone6はサファイアガラスの採用により、価格が上昇するかもしれないと報じました。
サファイアガラスとは
サファイアはダイヤモンドに次ぐ2番目の硬度を誇っており、GTとAppleは、その特性を利用するために合成サファイアの生産を計画してきました。
合成サファイアの製造には非常にコストがかかるので、各方面での利用は制限されてきました。飛行機の窓や、高価な腕時計の傷防止カバーに使用されてきましたが、iPhoneでもすでにカメラレンズと指紋認証装置の保護カバーに限ってサファイアガラスを使っています。
iPhone6の画面にはこのサファイアガラスが使用される、という説が現在有力になっています。
サファイアガラスを画面に使用する目的は
Appleがサファイアガラスを使用する目的は、画面の損傷の件数を少しでも少なくすることです。画面の損傷は、我々iPhoneユーザーにとっても頭の痛いものですが、Appleにとっても同様のようです。
iPhoneの画面に対する保証を提供しているスクエアトレード(SquareTrade)によると、iPhoneの保有者のうち、画面に傷がついたり割れたりしている端末を持っている比率は11%にも上っており、その保証額等は同記事の中で明らかにはなっていないものの、サファイアガラスの採用は、この保証額を軽減できる可能性を秘めています。
事はそう上手くいかない可能性も
しかし一方で、調査会社バーンスタイン・リサーチ社のアナリスト、トニ・サコナギ氏は、保証額の軽減がサファイアガラス搭載のコスト上昇を相殺できる可能性は小さいとしています。
PTTリサーチのアナリスト、マット・マーゴリス氏は、AppleがiPhone6で価格を引き上げなければ、コストの上昇がiPhoneの利益マージンを圧縮するだろうと述べています。
iPhoneは今でも他のスマートフォンと比較すると高価なだけに、価格アップがもし起きてしまうなら残念です。たしかに画面の損傷が減るのは嬉しいですが、ぜひお値段は据え置きにしていただきたいところですね。
参照元:THE WALL STREET JOURNAL
執 筆:クロス
iPhone Mania編集部
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