Foxconn、iPadとMacBook組み立てのためベトナム工場に追加投資

Apple サプライヤー責任進捗 報告書 2019
 
Appleが提携するサプライヤーの中でも最大級の規模を有するFoxconnが、生産施設を拡大するべくベトナムに8,000万ドル(約88億円)を投じたことが分かりました。同地でiPadやMacBookの生産を請け負うと見られています。

すでに300億円弱を投資済の工場

サプライヤー事情に詳しい経済日報によると、Foxconnはベトナム北江省の工業団地にあるタブレットとノートブックの生産ラインを拡張するべく、子会社を通じて現地のFuKang Technologyに8,000万ドルを投資したそうです。
 
FuKang Technologyは、Foxonnがベトナムでの生産拠点を一層強化するために、2020年11月に2億7,000万ドル(約297億円)かけて設立した会社です。MacBookやiPadなどを年間約800万台組み立てるとされており、将来的にはApple Watch関連のウェアラブルを生産する可能性も指摘されています。

ベトナムの存在感は今後強まりそう

リスク回避やコスト上昇を避けるべく、“脱中国”は何年も前から、各サプライヤーが取り組んでいます。インドでは大規模なiPhone生産工場が設けられており、中国に代わる立場を担いつつあります。
 
経済日報によれば、iPadとMacBookの組立ラインの一部をFoxconnが中国本土からベトナムへと移したのも、Apple“強い”要求を受けてのものだそうです。何年も前からAirPodsシリーズはベトナムで生産されていますが、“Made in Vietnam”の新iPadを我々が手にする日もそう遠くないのかも知れません。
 
 
Source:経済日報
(kihachi)

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