iPhoneの利用料金がもっと安くなる?総務省が低額プランの提供を義務化!
総務省はスマートフォンの通信料金を抑制するため、2016年にもサービスを開始する第4世代(4G)携帯電話から新ルールを導入します。
日経新聞は、13日の記事で、携帯電話各社に通信量が少ない利用者向けの低額プランを設けるよう事実上、義務づける方向であることを報じています。
データ通信を多く使う利用者と少ない利用者の割合も報告させ、利用実態とかけ離れた料金プランしか用意されていなければ是正を指導するようです。利用スタイルによってはiPhoneをもっと手軽な価格で利用できるようになるかもしれません。
これまでの経緯
これまでも総務省は、ユーザーの負担が少しでも和らぐような施策を実施してきました。
特に今年になってからはその動きが盛んで、2月には携帯電話キャリアや放送局などが負担している電波利用料を見直し、携帯電話キャリアの負担額を2014年度は560億円から446億円へと20%引き下げることを決めました。
その後の大きな動きとしては、7月発表のSIMロック解除の義務化があります。
対象機種やSIMロック解除の方法などの具体的内容は年内にまとめられるようですが、現状の大手携帯電話キャリアの市場寡占を問題視し、ユーザーが同じ機種のまま携帯キャリアを乗り換えられるようにするこの方針は、今後の料金設定にも大きく関わってくる部分なので注目されていました。
そして今回、通信量が少ない利用者向けの低額プランを設けるよう事実上、義務づける方向で進み出しました。
極めて異例の干渉
今回の方針案の中では、通信量が多い人と少ない人に別々の料金を用意していなければ、今後周波数を割り当てないようにすると報じています。
まだ正式決定ではないと思いますが、こういった企業の経営戦略の根幹である料金に、国が干渉するのは極めて異例です。
今後についてはどの程度が適正料金なのかをしっかりと議論する必要がありそうですね。
料金はどうなる?
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社は、これまで一律だったLTEの料金プランを今夏に見直し、通信量に応じた料金を選べるようにしました。
料金の改定前は、データ通信量上限7GBまでで5,200円というプランが一般的でしたが、今夏からは3,500円で2GBや、5,000円で5GBといったプランも加わって選択の自由が広がっています。
まだまだ高い月額利用料金ですが、今後については格安SIMを提供するMVNO各社との比較により、我々ユーザーが少しでもiPhoneを安く使えるようになることを祈りたいですね!
参照元:日経新聞
執 筆:クロス
iPhone Mania編集部
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