アップル、iPhone用電源アダプタを異例の商標登録!その狙いは?
アップルが、iPhoneに付属するUSB電源アダプタの商標登録を出願していることが判明しました。5月には、アップルによる高電圧アダプタの特許出願が確認されており、iPhone6やiPad Air2で採用される可能性もあります。
20Vの高電圧アダプタを使う、パワフルなiPhone/iPadが登場?
Patently Appleによると、アップルが米特許商標局にUSB電源アダプタの商標登録を出願したことが判明しました。製品のデザインを保護する意匠登録ではなく、製品そのものを商標登録するのは異例のことです。わざわざアダプタを商標登録したことから、今後登場するiPhone6やiPad Air2では新デザインの電源アダプタが採用される可能性もあります。
5月には、アップルが最大20Vを供給する高電圧版のアダプタの特許を出願していることが確認されていることから、iPhone6やiPad Air2、あるいはその後のモデルは高電圧での電源供給が必要になるほどパワフルになる・・・ということも考えられます。
粗悪品による事故からユーザーを保護する目的か?
一方、今回の特許は粗悪品による事故予防のためという目的も考えられます。アップル正規品のアダプタに似せて作られた安価な粗悪品を使用して、発火事故やiPhoneのチップが破損する事故が発生しています。
アダプタを商標登録して粗悪品の流通を食い止めることでユーザーを保護しようという考えがあるのかもしれません。事実、アップルは2013年に非正規の電源アダプタを回収するプログラムを展開しています。電源関連部品は粗悪品を使えば火災などの重大事故の原因になることから、アップルが注意を払うのもうなずけます。
ずっと変わらないデザインのiPhone付属のアダプタですが、iPhone6やiPad Air2でデザイン変更があるのでしょうか?
参照元:Patently Apple
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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