2021年第2四半期のラテンアメリカ地域で一番売れたiPhoneはiPhone11

南アメリカの地図
 
2021年第2四半期(4月~6月)におけるラテンアメリカ地域のスマートフォンの出荷台数は、前年同期比41.8%増と大きく成長しました。
 
Samsungが依然としてトップシェアを誇っているものの、XiaomiやOppoといった中国メーカーが徐々に勢力を伸ばしています。iPhoneシリーズのなかではiPhone11が最も売れました。

前年比では回復も前四半期比では減少

調査会社のCounterpointによると、2021年第2四半期におけるラテンアメリカ地域のスマートフォン出荷台数は前年同期比41.8%増になりました。
 
しかしながら、前四半期比では6.5%減となり、半導体不足によって数量の伸びに影響が出たとしています。
 
また、新型コロナウイルスの影響がまだ残っており、そのことがスマートフォンの買い替え率よりも平均販売価格に影響しているとのことです。

最も売れたiPhoneはiPhone11

メーカー別にみると、Samsungがラテンアメリカ地域のスマートフォン出荷台数シェアトップの座を維持しました。
 

 
Samsungはベトナムの工場が新型コロナウイルスの影響で停止しましたが、小売店や通信事業者がある程度の在庫を持っていたため、大幅な落ち込みにはならなかったとのことです。
 
ほかのメーカーのなかでは、中国メーカーの台頭が目立ちます
 
Xiaomiは前年同期比で3倍以上の出荷台数を記録しました。特にペルーではSamsungを抜いてトップシェアとなり、コロンビアでもSamsungに肉薄しました。
 

 
また、Oppoはここ1年ほどの間にこの地域に参入した中国ブランドのなかではもっとも成功しており、その販売台数の90%がメキシコに集中しています。
 
ZTEもシェアが前年の3.2%から4.4%に大きく伸びています。
 
Appleは前四半期に比べると販売台数が減少しましたが、これは新製品の発売が近づくと販売台数が減少するという例年通りの季節性によるものです。2021年第2四半期にこの地域で最も売れたiPhoneはiPhone11でした。

 
 
Source: Counterpoint
Photo: Pixabay
(ハウザー)

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